恋の匂い

ひとり ページ30

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珍しくAから今日は一緒に

ランニング出来ないと連絡がきた




直感で今日の仕事のことで1人に

なりたいんだな。と思った





マサイ「ランニング行くの？」




「おう」




マサイ「いつもより遅くね？」




「今日は1人だからな

行ってくるわ」





いつものコースを走ると

隣にAがいない違和感が凄い




「習慣って怖ぇな」




2人で色々話しながら走るのと

1人で音楽聴きながら走るのとでは

時間の流れの感じ方が違って

いつもり長い距離を走ってる気になった





公園で筋トレしてても

後ろから声が聞こえないだけで

疲れ方も全然違う






A「あ、...シルク」




「おう」





あからさまに落ち込んでるAが

ウェアを着て歩きながら公園に来た




時間ズラしたんだけどな





A「今日アスレチックどうだった」



「相変わらず楽しいよ」



A「ねぇ、今日さ

野村さんと話してるとこ見た...？」






「見た....」





見てないと言えば良かったと

数分後とても後悔することになることを

まだ俺は知らない






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