恋の匂い

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仕事から帰ってすぐにトレーニングウエアに

着替えてランニングに行くのが日課





だったんだけど






「最近身が入らない...」







女性のお客さんが増えてアスレチックも

賑わっていて良かったはずなのに

腑に落ちない自分がいて

ネチネチ悩むのは好きじゃないのに

考えてしまう






「遅くなる前に走ってこよ...」





走っていてもやはり集中出来ず

いつもより疲れが出て呼吸が乱れる

普段は帰ってから水分を取るけど

コンビニに寄って歩いて帰ろうと

外へ出ると





シルクさんと再会した







シルク「ランニング？」




「シルクさんも？」




シルク「ランニング...

と、これから公園で筋トレしようかなって

こんな遅くランニング？」





「あ、いえ！

いつもは仕事終わりなんですが

今日はちょっと遅くなってしまって...」





シルク「危ないし、送りますよ」





「大丈夫です‼ 家近いし、

それにこれから筋トレされますよね」





シルク「いやでも...おんn...

あ、いや‼ じゃぁ筋トレ中話し相手になって

そのあと送らせて下さい」






心配だし。と汗を腕でぬぐって笑った彼






「...じゃぁお願いします、」






彼の笑顔に弱い気がする、









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