彼女の第一印象は変なやつでした【ブルーロック×ツイステ】 (ページ5)

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授業５ページ5

一次選考が始まる。

朝、空はキラキラ晴れ模様。

そんな日に私は絵心兄ちゃんから言われた。

ルールは理解すれば単純なことだ。

棟ごとの５チームによる総当りグループリーグマッチ。

勝ち点が上位２チームのみがゲームクリア、勝ち点が下位３チームはゲームオーバー…敗退となる。

しかし、敗退したチームの中で最多得点を得た選手だけは勝ち残る。

他にも細かいルールがあるが、これだけ覚えていれば大丈夫だよ、とアンリちゃんに教えてもらった。

いい匂いがした。

どんな戦術を使い、どうやって戦っていくのか。考えるだけでドキドキして、興奮が止まらない。

マジフトのときのようなワクワクしてドキドキしてゾワゾワするような…そうな試合が見れるだろうか。

そんな思いを胸にチームＺ対チームＸの試合を見る。

この試合で真っ先にしなければいけないのは、チームという名の群れの中でリーダーを作ること。

これができなければ、この試合はサッカーと呼べる試合にはならないだろう。

本来ならすぐに気づくだろうが、絵心兄ちゃんが作った最多得点を得た選手だけ残れるっていうルールのせいで気づくのが遅れてしまう。

「さて…この罠に真っ先に気づくのは誰かな？」

選手が入ってきたのに気づくと、私はいつもの笑みを貼り付けた。