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..
「…さん」
「…とさん…」
「なおとさん!!!」
直「わっ!!!…ごめん!」
亜「ちょっと大丈夫ですかー?最近なんかぼーっとしてません?」
だいぶ時差の反応になっちゃった
目の前には覗き込む亜嵐と大樹
大「ぼーっとするなんて珍しいですね、直人さん」
亜「最近いっつもっすね…具合でも悪いんですか?」
直「なに言ってんだよ!調子万全よ?」
Aと別れてから1ヶ月
仕事というか、体調にも影響が出てきてる
早く忘れなきゃいけない
もう終わったことなんだから
そう自分に何度も言い聞かせる毎日
亜「あーーー!なおとさん!!コーヒーコーヒー!!!」
亜嵐の声にハッとすると同時に、
口元に持っていけず手前で珈琲をドボドボ溢してる自分に気づく
俺、何やってんだよ…
大「服に、染み付いちゃいましたね」
直「あ…ほんとだ…」
結構気に入ってたやつだったのに。
抑えということでとりあえず、近くにあった布巾でぽんぽんしてみる
哲也さんがいたら、そんなんじゃ取れないよーとか言ってきそうだな
なんて思ったり
亜「も〜まあその染みも、Aさんが取ってくれるんじゃないですか?いいなあ〜」
ぴたっと動きが止まってしまう
そんな事言われたら、俺…
大樹は何か察してるみたいで、ぶーすか言ってる亜嵐のことを宥める
亜「え?直人さん反応悪くないですか?まさかもう別れたとか…?」
誰かこいつを止めてくれ
そう思ったけどぎゃんきゃん騒ぎ出すからもう言うしかない
直「別れたよ」
亜「…え?」
さっきまで騒いでた亜嵐はどこ行ったのか、「冗談ですよね?」なんてどんどん
まさか本当だとは思わないだろうな
直「本当。というか…俺は選ばれなかったみたい」
あぁもう、何自分で傷抉ってんの?
直「岩ちゃんの事が…好きみたい。だから俺から、別れ切り出した」
別にプライドとかじゃない
好きだから、
Aが少しでも幸せになれるならって
自ら身を引いた
それでも
最低な言葉で傷つけたあの夜が
今でも脳裏に過ぎる
大「…まだ、好きなんですね」
直「…ん…」
だからまだ、俺はこの指輪を離す事ができない
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そうる(プロフ) - ユキさん» ユキさんお久しぶりです!言われて見たい台詞などありましたら是非小説で取り扱いたいと思いますのでお待ちしております(o^^o) (2017年10月28日 0時) (レス) id: 9569dad4eb (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 岩ちゃん俺を利用してって何かドキってなりましたね (2017年10月28日 0時) (レス) id: 85c74f920c (このIDを非表示/違反報告)
そうる(プロフ) - naoさん» コメントありがとうございます!そうですよねそのお気持ちわかります(笑)ちなみにnao様は主人公が誰と最終的に結ばれると思いますか?(^-^) (2017年10月27日 23時) (レス) id: 9569dad4eb (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - もとをただせば岩ちゃんが裏切ったから悪い(><)岩ちゃんに腹たってきました笑 (2017年10月27日 22時) (レス) id: 89c6b2d0a5 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 最終章もアクションシーンあると良いですね(^^) (2017年10月14日 17時) (レス) id: 85c74f920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そうる | 作成日時:2017年10月8日 11時