和葉の姉は自由気ままな人。【名探偵コナン】

＃３８ ページ40

私が、明美さんや彼達の元へ行くと白い空間ではなくなり空中に浮いている形になった。



『えぇ！？！？』

景光「ハハハッ、そういえば自己紹介がなかったな。俺は諸伏景光だ。」

研二「萩原研二！」

陣平「松田陣平」

航「伊達航だ」



『遠山Aです』


自己紹介し合うと、お互いの張り詰めていた空気がなんだか軽くなった気がした。



景光「A！ゼロが病室に戻ってきたぞ。」

『よ、呼び捨てぇ…？』


景光くんの近くに行くと私の病室だった。



明美「結構大きい、というか個室だね！？」

『うーん。そこまで大きくなくても良かったんだけど、お父さんかな。手配したのは』

陣平「多分そうだな。おめぇのお父さん、おめぇや大阪のお嬢さんのこと溺愛してるから。」

航「まぁいいじゃねぇか！」

『…みなさんはいつもこうやって見てたんですか？』


そう聞けば、みんな頷く。


景光「ゼロが心配でなぁ。俺たち死んでから7年とか3年とかもう経ってんのにまだ成仏できない。」

研二「そうそう。降谷は、Aと出会ってかなり良くなったんだ。
それまでは仕事に熱心で命も惜しまないような。四徹なんて当たり前」

陣平「そんなの知ったらなぁ、俺たちもそう簡単に成仏できねぇんだよ。」

航「降谷が心から幸せになったら成仏出来るかもな。」

明美「そうねぇ。大くんも頑張って欲しいけど難しいよね。」





.

.



『あれ？どこかに行こうとしてる。』


私たちはぷよぷよ浮かんで安室さんの後を着いて行った。

あれ！？いつの間にスーツに！？！？





『oh………、警察庁ネ』


思わずカタコトになったのは許して欲しい。

警察庁なんて、そんな…っ。



景光「入ったことないのか。」

『いや、普通ないと思います。へぇ、こうなってるんだ。』



セキュリティーがしっかりしてるのね。


ドアを開ければ、そこはなんかもう…胸苦しい。




『女性ってやっぱりいないんですね。』

陣平「まぁな。まだまだ警察は女が少ねぇんだ。佐藤なんて珍しい方だからな。」

『あー。なるほど。』





「「「「「降谷さん！！！」」」」」

「あぁ、すまんな。いきなり抜けて。」


たまに見せる彼がそこにはいた。


机の上に置いてある書類を見てギョッとした。



『え？あの量やるんですか？1人で？』

研二「そうそう。もう俺たちは慣れたけど最初見た時は驚くよね」

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