天然系天才バカとな組【stxxx】

じゅーなーなー ページ17

莉犬side
莉「A！？なんで！？」


『仲間でしょ？置いてくなんてしない』



ほんとにAはカッコいい。




？「は？これでハッピーエンドとかゆるさねぇ！」
こ「莉犬くん！」




二人同時に声が聞こえて，俺の手元に銃が飛んでくる。



ころちゃんが投げてくれたみたいだ。



バンッ






…俺はソイツを撃った。



こ「A！」


ころちゃんがこっちへ、来る。



顔は涙でグシャグシャだ。



『何泣いてるのw？これくらいで死ぬか！』


そう言いながらもAは所々で眉を潜める。



平気そうにしていても絶対痛いのだろう。



『こんなことで泣か、ないで、よ…』


バタッ


こ「A！？」


Aが倒れた。


その事実は俺の頭に入ってこない。


こ「莉犬くん！行くよ！？」



ころちゃんがAを抱き抱える。



それでも俺は何もできない。



…でも大事な人をもう，失いたくないよ
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アレは小学生くらいの時だ。


俺のたった一人のトモダチが病気で亡くなった。



家にいても楽しくなくて…



その子といるのがあの頃の唯一の幸せだったんだ。



中学になって，なーくんと会って，俺は変われたって思っていた。



でも，俺は弱いままだったんだ。



もう，失いたくないんだ。



俺の大事な仲間を。



俺の大切な人を。



『莉犬！』


また笑いかけてよ。









A。


な「莉犬くん」



なーくんの声で俺が現実に引き戻される。


あぁ，そっか。家に帰ってきて，



るぅちゃんが治療をしてくれてたんだっけ？







な「…Aの治療は…成功したよ！」



なーくんが抱きついてくる。



あぁ，良かった。本当に良かった。




この心に広がるトクベツな気持ち。



俺はAを守りたい。









…俺はAが好きなんだ。
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莉犬くんの過去編も私の創作です。

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