青春をもう一度【青葉城西】13

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「私は大学に進学するんだ」


及川
そっか、Aちゃん勉強出来るもんね


「えへへ、そんなことないよ」







大学に進学することはずっと前から決めていた。これ以外の道は考えていない

だけど、つい最近まで何を専攻するかを決めきれたいなかった

こんな中途半端な気持ちで進学して良いのか悩んでいたのだ







「私ね、最近夢ができたの」


及川
夢？


「うん。」






「私、やっぱりバレーにずっと関わっていたい」




及川
Aちゃん…







もう肩を故障させてしまったあの時から、バレーに関わる仕事なんて諦めていた

こんな体でどうしろって言うんだって

でもね、







「木兎くんに言われたんだ」


及川
…え


「一緒にプロを目指そうって。」


及川
いっ、いっs…!?


「だから私はアスレティックトレーナーになってみんなのサポートをしたい」


及川
いやあの、


「これからもみんなとずっとバレーをs」


及川
ちょちょちょ、…ちょっと待っていただいても？？


「ん？」


及川
いや、ん？じゃなくて








どうしたのだろうか

今隣では徹くんが ありえない とでも言いたそうな顔でこちらを見ている

…さっきのデレデレ顔はどこにいったんだか









及川
そ、その…ぼ、木兎…くん？って、あの木兎君かな？


「ん？どの木兎くん？」


及川
ほら、強烈スパイク打ち込む東京の…


「あ、そうそう！その木兎くん」


及川
ああ、やっぱり？そうだと思った…………じゃないんだよね！！！
え？！何そのお誘い！！！及川さん何にも聞いてないんですけど！？！？


「いやだから今言ったn」


及川
はあああああああっ やだやだやだ！！！俺のAちゃんが他の男にっ 男にっっ し、しかも都会っ子！！！！！！！！


「え、ちょ、徹くん！？」








うぐああああ とかなんだとか叫びながら、その場に蹲る彼はとんでもなく面倒臭い



やはり徹くんはどこまでも徹くんのようだ

でもそんな面倒くささだって、可愛く見えてしまうんだから、彼らと過ごした3年間は本当に特別なものだ












及川
やっぱり海外行かないでAちゃんとラブラブ新婚生活送ります


「うわあ！リスだ！可愛い…！」


及川
り、リスに負けた…！？


「孝支くんに写真送ろっと」


及川
その名前は出さないのっ！！！！

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