元旦那から恋愛相談されてます【入間銃兎】

厄介な奴 ページ10

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銃兎side





「せっかく来てやったのに何だその口の聞き方はよぉ、銃兎」



人の話を聞かずそのままずかずかと家に入ってきた






「この前といいまじでふざけんなよ、左馬刻」



「はあ、この前だ何かあったけか？」




信じらんねぇくそったれ
とぼけてんのか本当に分からねぇんだか知らねぇが最高に今気分が悪い








「突然来てすまない、銃兎」



「いえ怒っているのは左馬刻だけなので
理鶯は大丈夫ですよ、でも今少し調子が悪いのであんまりもてなし出来ませんが…」



「む、顔色が悪いな
大丈夫か？」



「えぇ、あんまり良くはないですね」


薬飲んだからだいぶ良くはなったと思うが……






「おっいいもんあんじゃねーか理鶯！
こっち来い」



勝手に家に上がって勝手に冷蔵庫開けてる馬鹿野郎のせいで余計に頭が痛くなる








「左馬刻、あまり勝手な事をするのはよくない。銃兎の顔色がどんどん悪くなっている」



「ご心配ありがとうございます理鶯
取り敢えず玄関は何ですし理鶯も上がってください」





理鶯をリビングに案内し入ると



「おい、銃兎
こんな上等なもん隠してんじゃねーよ」




昨日Aと飲んでいた酒を左馬刻が、がぶがぶ飲んでいる



「まじで……お前な」





本気でキレそうになって怒鳴ろうとした時





「銃兎、昨日はお楽しみだったか？」





「は？」






いきなり何だコイツと思いながら睨むと左馬刻の手にはAが書いた手紙を持っていた




「Aって言うだな
確か元奥さんだったけか？」




厄介な奴に見つかってしまった





俺が顔をしかめると左馬刻はにやにや笑っている





「仕方ねぇな、理鶯もここに座れ
俺様は優しいから相談きいてやるよ」





完全に面白がるためだろ
てか今日来た時点で面白がる気満々だろうが…
くそったれ





どうせ言うまで帰ってくれねぇだろうし
もう面倒くさくなって諦めた



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