元旦那から恋愛相談されてます【入間銃兎】

好きな所 ページ24

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「…いい意味で大雑把な所」





『大雑把…』





「いい意味でな、後料理が旨い」






『へぇー』






「何だかんだ面倒見がいい」






『ふーん』






「喋ってて落ち着く」






『そういうのいいね』






「あぁ」







あっ、今少しだけ微笑んだ気がする



いつも胡散臭い笑顔ではなく素な感じの時みたいな



銃兎の横顔を見ながら惚気話をきいていると、銃兎の顔が自然と緩んでる事を彼は気付いてるんだろうか



何回か恋愛相談を聞いてきたけどこんな顔をしたのは初めて見た


いつもどこか恥ずかしいのかは知らないけど、緊張みたいな固い表情なのに今日は甘いような緩い表情をしていた



本当にその人の事を愛してるんだなって思うくらい幸せな表情




こっちまで少し照れるくらい今銃兎の顔はすごかった








「おい、A」






『ん？何』







「ちゃんと聴いてました？」






『きいてたよ』






「本当かよ」





『本当だって、いい意味で大雑把で面倒見がよくて喋ってて落ち着くんでしょ』





「あぁ、後もういっこ」







『え、後何かあったけ』





聞き逃したのかな
後もういっこあったけと思いながら考えてみたけど全然わからん




『ごめん、後いっこ何だっけ』





そう言うとはぁと溜め息をつきながらじとっと見てきた




『ごめん、後いっこは何でしょうか』








銃兎はじっとこっちを見てきた





え、何…






銃兎は体を少し近付けてきて手を伸ばしてきた





えっと何…また寝るの？と思いながらあたふたしてると銃兎の顔が近づいてきて＿＿＿＿＿








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『…えっ』





「笑顔が可愛いところ」





いきなり急接近してきて甘い顔をしながら言ってきた





『え、ちょ…いきなり何』







「花びら」







『は？』







そう言うと銃兎は花びらを見せてきた


私の頭に花びらがついてたらしく銃兎が取ってくれた








『びっくりした』




「何でだよ」




『だっていきなり近付くしまた寝るのかなと思って焦った』





「寝ねーよ」





『分からないじゃん銃兎なんだし』






そう言いながらビールを煽る






今多分私の顔赤い気がする…






何かよく分からない感情に動揺しつつあの甘い顔で本当にその人の事が好きなんだなって再確認した







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