第四話 インターホン ページ5
ーーー
レオナルドside
『君、あーゆうことには慣れてそうだったけど…何故、その目を使わないんだい？』
レオ｢えっ…｣
レナートさんの言葉に固まってしまう。
な、なんで
『…』
窓から陽が差し込み、レナートさんの顔に影を落とす。
レオ｢な、なんのことですか…？｣
『君のそれは神々の義眼だろう？』
君は自分を守る術を持っているじゃないか。
レオ｢それは…自分のことに使いたくないんです｣
これは妹から…
思わず黙っていると、くしゃりと頭を撫でられる。
『そっかそっか。ちゃんと考えがあったんだね。僕も不躾な人間でごめん。傷付けられることに慣れてしまって諦めているんじゃないかと思ってね…全然そんなことなかったみたいだ。君はとても強い』
レオ｢そんなことは…｣
ピーンポーン
『ピザかな？！レオくん、出ていいかい？』
インターホンが鳴るや否や、急に目の色を変えるレナートさん。
レオ｢い、いいですけど…｣
『はいはーい！』
僕の返事も聞かずに扉を開け、ピザを受け取る。
レオ「って、お金！」
慌てて玄関へ向かうと、不自然な格好のまま動かないレナートさんの背中が見えた。
レオ「と、どうしたん…」
ザップ「おい、レオ。これはどういう事だ？なんでお前の部屋から知らねぇ奴が出てくるんだ」
ちらりと顔を覗かせたザップさんの手からは、血が伸びておりレナートさんの肌につぷりと赤い雫を浮かび上がらせていた。
レオ「ちょっ、ちょっと？！何してるんですか、あんた？！」
義眼を使い、ザップさんの目を回してレナートさんを解放する。
ザップ「テメ、レオ！なにすんだぁぁぁぁ！！」
『いてて…ありがとう、レオ君』
レナートさんが手をかざすと首にあった傷が消える。
レオ「こちらこそ、すみません。こいつは僕の職場の先輩のザップさんです」
床で伸びているクズを指さす。
『はは！仲が良いんだね』
ザップ「んなことねぇよ…んで、そちらさんは？」
回復したのか体を起こしてこちらを睨むザップさん。
レオ「僕の命の恩人のレナートさんですよ！！あんたが僕の護衛をサボってアイリーンさんと遊びに行ってた時に助けて貰ったんです！」
ザップ「人聞きの悪ぃ奴だな。でだ。レナートだっけ？お前何者だ？」
レナート「どういうことかな？」
ザップ｢首の傷どういうことだよ｣
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続く (更新停止中)
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ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！！めっちゃ好き！ (2023年2月19日 19時) (
レス) @page5 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - お願いあるんだけど良いですかな？ゲゲゲの鬼太郎のキャラ×メイ・チャンの恋愛短編集を作って貰いますかな？メイ・チャンは子パンダのシャオメイと一緒で長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年12月16日 20時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - ぱんさん» コメントありがとうございます(*´ｰ`*) そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月16日 14時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年3月15日 20時) (レス) id: a78be1d63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルキークイーン | 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月3日 19時
