第三話 ピザ ページ4
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レオナルドside
レオ「よっと…」
倒れた男性を一先ず僕の家まで運び、ベッドに降ろす。
『スースー…』
気持ち良さそうに眠る男性は、至って健康体に見える。僕がさほど苦労もせずここまで運んでこれる程、軽い体重を除けばだが…
レオ「てか、この人何者なんだろう」
先程、男性がチラつかせた札束は最初の1枚以外全て白紙の紙だった。
それを持ち歩いている事や殆ど無一文な所を見てもこの男性、何か普通とは違う。
レオ「あれだけの強さなら、カツアゲも無いだろうし…」
まぁ、
レオ「って、飯だっけ？」
携帯を手に取り、馴染みのピザ屋に電話を掛ける。
『ピザを食べさせてくれるのかい？』
電話をかけ終え、ベッドを見ると目をキラキラさせてこちらを見る男性がいた。
レオ｢お、起きたんですね！そうですよ！と、言っても僕貧乏なのであんまり頼めませんが…｣
あははと苦笑いする。
『そ、そうだったのかい…ごめんね。君を見る限り、カツアゲされるより僕に奢る方が高くつきそうだ』
申し訳なさそうに頭を下げる男性。
レオ｢い、いえ！僕を治療してくれたお礼です！高くつくとかそんなこと考えてませんから！｣
『そうか…少年は優しいね』
ぽんぽんと頭を撫でられる。
レオ｢あの…つかぬ事をお聞きしますが…お名前は…？｣
『あぁ…ごめん。得体の知れない者に、頭を撫でられるのは不快だよね……僕の名前は、レナート・クルフ。ナカザーニエ流血護術の使い手なんだ。何か聞きたいことあるかい？』
レオ｢じゃあ、血護術と言うのは…｣
『君が見た通りのものだよ。血闘術は闘いに、血護術は防御に特化したものだ。僕の血には回復能力が備わっている。普段、意識しなくても小さい傷は勝手に治っちゃうんだ』
そう言うと、先程の指輪型ナイフを出し手の甲に傷を付ける。
レオ｢ほ、本当だ…｣
しかし、すぐに傷口が閉まる。
『この回復力は自分で操作できるからさっきみたいに細胞を活性化させたり、傷がつく度瞬時に治せる盾を作れたりするんだ』
レオ｢な、なるほど…｣
『もう無いかな…？なら、僕からも聞きたいことがあるんだけど…』
レオ｢は、はい！何でしょうか！！｣
『君、あーゆうことには慣れてそうだったけど…何故、その目を使わないんだい？』
レナートさんの顔から笑みが消えた。
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ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！！めっちゃ好き！ (2023年2月19日 19時) (
レス) @page5 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - お願いあるんだけど良いですかな？ゲゲゲの鬼太郎のキャラ×メイ・チャンの恋愛短編集を作って貰いますかな？メイ・チャンは子パンダのシャオメイと一緒で長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年12月16日 20時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - ぱんさん» コメントありがとうございます(*´ｰ`*) そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月16日 14時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年3月15日 20時) (レス) id: a78be1d63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルキークイーン | 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月3日 19時
