【刀剣乱舞】＊ブラック本丸に来たのは、基本的ボケ担当の運動神経お化けでした＊男主

8話 流れ ページ9

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猫叉side


『えーっ、あー…』

「「…」」


と、刀剣達からの視線が痛い！！

…こんのすけが政府から帰ってくると、丁度頭の血抜きも終わり、いよいよ本丸の刀剣達の前で晒し首timeである。


『コホン…え、えーっ…獲ったどーーー！！！』


叫び声と共に前任の首を掲げる。


「「…」」


静まり返る居間。


『…僕人生が分からないよ…』


サササッと襖に近付き、外から見守ってくれているこんのすけと今剣さんの元へと逃げ帰る。


こんのすけ「壮大！！…ほ、ほら！猫叉様の特徴は、数打っちゃ当たるのゴリ押しでしょう？」

今剣「そ、そうですよ！ねこまた！じぶんをしんじてがんばってください！！」

『…二人とも…！数打っちゃ当たるのゴリ押しにちょっと傷付いたけど…僕頑張るよ！』


そう意気込み、再び居間の中央へと戻る。


『ふぅ…それでは本日ご紹介するのはこちら！皆様お馴染みの前任の首！見て下さい、この切り口！よしつねこうのまもりがたな、今剣さんの物でございます！』

「でも、高いんだろ…？」


の、乗ってきてくれた刀剣男子君…君はなんて優しいんだ。


『いえいえ！そのような事はございません！通常なら…
「前任の首だけの所を…今回は君の首も付けてくれるんだろうな？」


スッとこちらに刀を向ける、白髪の細っこいイケメン君。


『き、君はさっきの…！…流れを持っていかれた…』

こんのすけ「猫叉様！！」

『こんのすけ、来なくていい』


飛び出て来ようとするこんのすけを牽制する。


「なんだ？もう殺される覚悟ができたのか？…随分と、物分りのいい童じゃないか」

『…僕とゲームしない？内容は簡単。１回だけ本気で僕に斬りかかって来て下さい。斬れたら貴方の勝ち…でも、斬れなかったら僕の勝ちって事で今日は斬りかからないこと。いたいけな童の最後の頼みです。聞いてくれますよね？』

「こりゃ、驚いた！こんな状況でそんな事が言えるなんてな…いいぜ、その勝負乗った！」


目を爛々に光らせ、嬉しそうに刀を構える。


『じゃあ、こんのすけの合図のあと、好きなタイミングで来てください…じゃあ、こんのすけ。宜しく』

こんのすけ「ね、猫叉様！き、危険です！お辞めに…
今剣「ねこまたは、きっとだいじょうぶ。こんのすけ、おまえがまかされたのです。やりなさい」

こんのすけ「今剣様…分かりました。私が合図を出させて頂きます…」



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