2話 絶好調 ページ3
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猫叉side
『おぉ…！』
ゲートを抜けると立派な門が佇む大きな家が現れる。
こんのすけ「猫叉様！貴方は何度言ったわかるのですか？！私の名は…『君の名は…』…もうっ！邪魔をしないでください！私の名はこんのすけにございます！」
『凄い…大名様のお家みたい…』
今日も元気なこんのすけは放っておいて、ペタペタと目の前の門を触る。
こんのすけ「話を聞いてくださいますか？！」
パサパサと尻尾で顔を叩いてくるので仕方なく門を触るのを止める。
この尻尾、地味に痛いんだよな…
『分かってる分かってる、南吉でしょ？』
こんのすけ「何が分かったのですか！きつねは何処へ？！」
『南吉が撃ったから死んじゃったよ』
こんのすけ「ジーザス！」
『今日なんか絶好調だね』
ぽふぽふと頭を撫でる。
こんのすけ「ふふ…あ、頭を撫でたくらいで許しませんからねっ！」
と言いながらも頬を緩め、気持ちよさそうなこんのすけ。
チョロい。
こんのすけ「ふふ……って、猫叉様っ！此処は、もう敵城の目の前…！油断していれば命取りになりますぞ！」
『だよね、知ってた。何時こんのすけが言ってくれるのかなと思って』
こんのすけ「……猫叉様、此処からは気を引き締めて参りましょう。ここはブラック本丸です。審神者から…
『審神者から、酷い仕打ちを受けて人間不信になってるんだっけ？』
こんのすけ「えぇ…ですから、恐らく猫叉様を殺そうとしてくると思います。それにこの本丸にはまだ前任が健在です。猫叉様にはそれを引き摺り降ろし、この本丸を立て直して欲しいのです」
『前任はどうすればいいの？』
こんのすけ「どうにでもどうぞ。政府からは、煮てもよし焼いてもよし。つまり、何をしても良いとの許可が出ております！…まぁ、行動不能にし、私にお預けくださればゲートで政府の元へと連行できますので…そこら辺はあまり気負いなさらずとも良いですよ！」
『分かった。任せて』
こんのすけ「え…猫叉様、まさか策がおありなのですか？！」
『まぁね…じゃあ、こんのすけ。僕が出てきてって言うまで隠れててくれない？』
こんのすけ「は、はぁ…私めがいなくても大丈夫なのですか？」
怪訝そうな表情をうかべるこんのすけ。
『大丈夫！僕に任せてよ！ね？』
ドンッと胸に手を当てにっこりと笑った。
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Taichan84283892(プロフ) - 今更読んだんですがジーザスのくだりに草生えました (2019年6月23日 21時) (
レス) id: 4e1059832d (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - 紅葉蝶さん» コメントありがとうございます！一気読み本当に感謝です…！！更新最近止まっていますが、精一杯頑張りますので、これからも宜しくお願いします！ (2018年4月27日 1時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蝶 - 面白いので一気読みして来ました！更新楽しみにしてます！ (2018年4月23日 19時) (レス) id: 9cb858c548 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - 黒兎さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！これからも、宜しくお願いします*_ _) (2018年1月20日 17時) (レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - 更新頑張ってください。応援してます！ (2018年1月20日 17時) (レス) id: 781d24f0a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルキークイーン | 作者ホームページ：
作成日時：2017年8月16日 13時
