【刀剣乱舞】＊ブラック本丸に来たのは、基本的ボケ担当の運動神経お化けでした＊男主

16話 夢 ページ17

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猫叉side


「おい、もっとしっかり動かせ！！」

「チッ…使えねぇな…」

「もう一本位増やせるんじゃねぇのか？」


『…あ…へ……あ…あ…？』

言葉の意味も分からず、ただされるがままになっている家畜(ぼく)。


これは夢か…そう瞬時に悟った。

ーしかし、久しぶりだな。最近は見てなかったのにー


『お…まえが……わす…れ…て…だ…だげ……』

口元から白いものを垂らしながら、慣れない声を出すぼく。


ー確かに。あの頃の僕は喋れなかったねー


『お……まえが…ごれ……だっだ…が…ごは…ぎ…え…ん』


ー…分かってるよー


『わがっでない！！！！！』

キィーンと大きな声が響き、耳が痛くなる。


『おまえが、家畜(ぼく)だっだごろをしっだら、あいづらは…あいづらは…』


ー離れていく、分かってるよ。だから、僕は頑張ってるんじゃないか…ー


『いづがはばれる…ぞうなっだら、おまえは…』


ーそうなったら、その時だよ。それに…今から、どうこう出来る訳ないんだからさ…ー

僕にはどこにも逃げ場は無いからね。
今、この瞬間を生きることだけを考えないと。未来のことを考えたって、今はどうにもならないだろう？


『…なぁ』

スッと真面目な顔になるぼく。


『おまえは、おまえだ。じがじ、ぼぐもおまえだ』


ーそうだなー


『おまえのながにぼぐがいる。すぐながらず、おまえがぼぐみだいにおもっでいるぶぶんはあるっでごどだ』


ーあぁー


『ぼぐにしゅどうげんを、わだしちゃだめだ………』

そう昔のぼくが言うと、後ろから押される感覚がし、スッと意識が覚醒する。


こんのすけ「ね…さま？！猫叉様！！」

ぼふりと飛び込んで来る、こんのすけ。
この狐、いい物を食べているのか中々にずっしりしている…


『…もう少し脂身を付ければ、食べられるか…』

ムニムニとこんのすけの腹を揉む。


こんのすけ「そ、それは何のことですか？！」

パッと素早く離れ、毛を逆立てるこんのすけ。


『………それより、ここどこ？』


こんのすけ「あからさまに、話を逸らさないでくださいぃ！！」



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今回のお話は意味不明で良いのです。
後々、このお話の解説を含めた物を書けたらいいなぁ←

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