19話 犠牲 ページ21
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薬研side
薬研「ん！…今日もいい天気だ」
部屋から出て、外の空気を吸う。
一期一振「あっ、薬研。三日月殿と鶯丸殿と金地螺鈿殿を見なかったか？」
早足で歩く一兄と会う。
薬研「よっ、一兄。爺ちゃん3人組が居ねぇのか？」
一期一振「あぁ…もうすぐ昼餉の時間で探しているんだが…」
薬研「三日月は知らんが、他の二人は確か今日畑仕事だった気がするぜ？」
一期一振「なるほど！ありがとう、薬研」
薬研「よし、ついでだ。俺っちも着いてくぜ」
一期一振「あぁ、行こう！」
駆け足で畑まで向かった。
ーーー
薬研「こ、これは…」
『鶯丸！喰らえ！！』
三日月「ハッハッハ。金、後ろがガラ空きだぞ？」
鶯丸「三日月、君も横が隙だらけだ！」
ホース片手に、水を掛け合い遊んでいる爺ちゃん達。
一期一振「……」
薬研「い、一兄？…あっ」
一兄の顔に水が当たる。
『ハハハッ！一期一振君に…一期一…振…君…？』
金地螺鈿がホースを構えたまま固まる。
鶯丸「おや」
三日月「あなや、もう昼餉の時間か？」
『そうか、ならば居間へ行くか』
鶯丸「今日のおかずはなんだろうね」
水をぽたぽたと滴らせながら、何事もなかったように帰ろうとする爺ちゃん達。
一期一振「逃がしませんぞ…？」
一兄が顔を上げる。
三日月「金、鶯丸、走れ！」
『お、鬼が見える…』
鶯丸「誰が捕まっても恨みっこなしだぞ！」
三方向へ散らばる爺ちゃん達。
薬研「一兄！金地螺鈿は太刀の中でも機動が一位だそうだ！鶯丸か三日月を狙え！」
と、走り出した一兄へ叫ぶ。
薬研「まぁ、どうせ全員怒られるんだろうが…」
爺ちゃん達に手を合わせその場をあとにした。
ーーー
金地螺鈿side
三日月「どうやら、鶯丸の様だな」
『犠牲も必要だ。この犠牲を無駄にしないようにしよう』
決めておいた合流地点で三日月と落ち合う。
しかし、三日月と同じ機動のはずの鶯丸が五分待っても来なかった。
三日月「うむ…では、まず着替えて昼餉を食べよう。腹が減っては戦も出来ん」
『あぁ、その通りだな！では、また後で…』
と、歩き出す。
が…
『み、三日月。か、肩が重い気がするのだが…』
三日月「言うな…今はただ、歩く事だけに集中せよ」
鶯丸「無駄だ…みんなで一緒に怒られよう」
後ろを見ると我輩達の肩を掴む一期一振君と、縄で繋がれている鶯丸が居た。
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ミルキークイーン(プロフ) - 白黒。さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて、本当嬉しいです！！金ちゃんのギャグ日常はもう少し続く予定ですので、楽しんで頂けたら幸いです^^*← (2017年12月28日 12時) (
レス) id: ed76086949 (このIDを非表示/違反報告)
白黒。 - 金ちゃん、ちょー可愛いです！これからも頑張ってください (2017年12月28日 10時) (レス) id: 072f698175 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - 久遠さん» あっ、間違ってる…教えていただきありがとうございます！！直させて頂きます！これからも誤字脱字多々あると思いますがまた目につく間違いがあれば教えて頂けると嬉しいです！笑 ありがとうございます笑最近の昼ドラ低刺激で…もっと過激でもいいんですけどねぇ← (2017年10月9日 12時) (レス) id: e7a27ec435 (このIDを非表示/違反報告)
久遠 - ×:said ○:side 昼ドラに笑いました() (2017年10月8日 22時) (レス) id: 193e3c63af (このIDを非表示/違反報告)
ミルキークイーン(プロフ) - 葉月イズナさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて、本っ当に嬉しいです(´∀`)この本丸ではお爺ちゃん達が大分赤ちゃん帰りしてます笑暖かく見守ってあげてください← 最近更新が中々出来ていませんが、頑張りますのでこれからも宜しくお願いします！ (2017年10月7日 1時) (レス) id: c63d0e58b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルキークイーン | 作者ホームページ：
作成日時：2017年7月28日 5時
