彼と私 2

9.同窓会 ページ9

(A)

[離して]

芝健「やだ…」

こうなること数分前…

[もしもし？]

咲良「A！聞いて！」

[聞いてるよ、何？]

咲良「今日の夜から同窓会あるの
知ってた？」

[あっ、そういえば、今日だっけ？]

咲良「そうだよ！早苗とりっくんも
来るって」

[本当！？りっくんと会うの何年ぶり
だろ？]

咲良「で、来るでしょ？」

[行く行く！二人に会いたいし]

咲良「じゃ、今日の夜に
中学の校門前に集合ね」

[わかった、じゃあね]

電話を切ると視線を感じ
振り返ると

芝健「りっくんって誰？」

[りっくん？あー、私の中学の友達
今日の夜の同窓会で久しぶりに
会うんだ」

芝健「男？そいつ…」

[うん、そうだけど？]

すると、健太が急に抱き締めてきた

[ちょっ、苦しい…]

芝健「…」

[離して]

芝健「やだ…」

[んんんっ！？]

健太は急に唇を押し付けてきた

[あっ..んっ..はっ///]

(なんも考えれない…)

健太は唇を離しこちらを見つめてくる

[はぁっ、健太…ちょっと離れて…]ﾊｧﾊｧ

芝健「Aは俺の事嫌い？」

[急にどうしたの？]

芝健「ねぇ、俺の事嫌い？」

[嫌いじゃないよ…]

芝健「じゃあ、行かないで同窓会…」

[何で？]

そこから健太はこんなことをした
理由を話始めた

[つまり、りっくんが
私を取るかもしれないって？]

芝健「そう…だから行かないで…」

[大丈夫、それに健太もダンスの
練習あるんでしょ]

芝健「そうだけど…」

[私も早めに帰るようにするから、ね？]

芝健「絶対だよ、
俺も早く帰って来るから
帰ったら久しぶりにイチャイチャ
しよ？」

[さっきしたじゃん]

芝健「あれは無理やりだったし
それにもっとしたいし…」

[バカっ///]

-夜-

芝健「絶対、早く帰って来てね」

[わかった、ほらっ、早く行かなきゃ
まりんに怒られるよ」

芝健「いってらっしゃいのキスは？」

[もう、今日だけだからね」ﾁｭｯ

芝健「いってきます」ﾆｺｯ

[いってらっしゃい]

(あっ、私も支度しなきゃ
早く行って早く帰ろ…)

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