6.過去の哀しみから… ページ6
(芝健)
俺はふと悪寒が走った
まりん「おい！聞いてんのか？」
[ごめん、ごめん…]
まりん「Aの事か？」
[まぁ、うん…]
まりん「記憶…まだ戻んないの？…」
[最近は寝てるときに泣いてる事が
多いかな…]
まりん「そうか…」
[で、何？]
まりん「いいや、それより
早く家に帰ってやれよ
待ってるんだろ、A」
[うん！じゃあね]
まりん「じゃあな、頑張れよ」
[ありがと！]
俺は走って家に帰ると
玄関にはいつも置いてある
Aの靴がなかった
[A！？]
急いで中に入ると俺の部屋が少し
開いていた
(まさか…)
中に入るとAのスマホが
転がっているのを見つけ
他の部屋をみてまわっても
Aの姿がなかった
俺はまりんに電話をかけた
まりん「もしもし？どうした？」
[Aが…]
まりん「落ち着け、Aがどうした？」
[Aが家にいない！]
まりん「はぁ！？どういう事だよ！」
[たぶん、隠してたAのスマホ、
見たぽっい]
まりん「そんな事より早く探さねぇと
大変なことなんぞ」
[うん！]
まりん「俺も探すの手伝うから」
[わかった！見つけたら連絡ちょうだい]
俺はスマホを片手に家を飛び出した
(A、どこに…)
思い付く所は全て探し回ったが
Aの姿は何処もなく
夕暮れになり雨が降ってきた
(もしかして…)
そう思って向かった先はAと
初めて出会った所だった
思った通りに
そこには雨に打たれながらうつ伏せ
ているAの姿があった
[やっぱりここにいた…]
A「どこかに行ってよ！
ほっといてよ！」
[…]
A「私のパパとママが死んだなんて
嘘だよ！」
俺はAの顔を無理やり
こちらに向けさせた
[A！哀しいのはわかるけど
いつまでも引きずるのはダメだよ！
戻ってきて！いつものAに…
また、笑った顔をみせてよ…]
すると、急に張っていた糸が
切れたみたいにAがぐったりと
倒れた
[A！]
------------------------------------
(A)
目を開けるとそこにはよく知っている
部屋の天井が広がった
芝健「A！？」
横を向くと健太が
心配そうな顔をしていた
健太を見た瞬間、涙が溢れた
[健太…]
芝健「A…もしかして…」
[ただいま…]
芝健「おかえり…」
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海乃 - 詩さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。夢主に甘々なまりん君が見たいです！ (2019年10月20日 23時) (
レス) id: 282d2eabe1 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - はい！わかりました！！書いてみますね！リクエスト、ありがとうございます！誰に甘々なのかとかありましたら教えて下さい。それと本編の方もありますので少し遅くなるかもしれませんけどよろしいでしょうか？ (2019年9月5日 22時) (レス) id: 0d014dee5d (このIDを非表示/違反報告)
海乃 - はじめまして！！甘々なまりん君お願い出来ますか？ (2019年9月4日 22時) (レス) id: 282d2eabe1 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 了解しました！！！！ (2019年8月29日 20時) (レス) id: 0d014dee5d (このIDを非表示/違反報告)
ラミ - そうですか！できれば、アナタシアでの王様ゲームがみてみたいです…お願いできますか。 (2019年8月28日 16時) (レス) id: 9164907c80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩 | 作成日時：2019年7月3日 23時
