4話目 ページ6
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最初は歩くペースだったのに、どんどん走るスピードになってきた。
サトツ「2次試験会場まで、私について来ること。これが、1次試験でございます。」
！
なるほど。
最後までついて行くのみ…
サトツ「場所や到着時刻はお答え出来ません。ただ、私に着いてきて頂きます。」
貴方「….。」
合理的だ。
体力、気力最初の試験にしてはめちゃくちゃいい。
しばらく走り続ける
その途端
レオリオ「絶対ハンターになったるんじゃー！！！くそったらァ〜！」
後ろからとんでもない大声
何事だ…。
周りもザワザワしだす。
「ようやく1人か……。」
脱落者が出たらしい。
さっきの声のやつか…？
そんな事を考えてる時、前の方には
それは長い長い途方もない階段が視えた。
うわあ流石に少し疲れそうだ。
ヒソカ「んふふ♥君いいね。」
貴方「……っ！」
殺気とは別の不穏な感じに足が少しすくむ。
ヒソカ「初めましてボクはヒソカ◆」
関わっては行けない。私の勘がそう言っていた。
ヒソカ「無視は良くないねぇ♥」
貴方「すみません…..。Aです。」
ヒソカ「ふぅん。A……ねぇ♥青い果実……んー…むしろ赤めの果実と言ったところかな？◆」
貴方「ダメだ。関わっちゃいけない。関わっちゃいけない。」
ヒソカ「口に出てるよ♠︎」
ニヤニヤと笑う彼は私の頭を撫でた。
貴方「！？」
一瞬足を止めるが腰そのまま押された。
ヒソカ「ダメだよ、走らなきゃ♥」
そのまま腰を軽く撫でながら支えられる。
貴方「離れてください。」
ヒソカ「嫌って言ったら？♥」
貴方「………。」
思いっきり足に力を入れて前の方へ飛ぶ。
速さには自信がある。
私は前へ進んだ。
ヒソカ「へぇ〜〜♥新しいおもちゃ見つけちゃった❤︎」
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作者名：日和 | 作成日時：2023年12月14日 15時
