興奮 −喜び− ページ8
ハルヒ「たた、た、大変です！！！」
あの話し合いの後、各自の持ち場に戻り仕事をしていたホスト部にハルヒの興奮冷めやらぬ声により中断された。
環「ハルヒ、いくらハルヒでもお嬢様方を怯えさせるのはいかんな」
光＋馨「えー、なになに？ハルヒが叫ぶなんて珍しいじゃん」
その声に反応してか、ホスト部の面々が集まってくる。
「普段叫ばないハルヒ様のお声を聞いてしまったわ！」
「耳が幸せ……！」
彼女達にとってはハルヒの叫び声も幸せの1つでしかないようだが。
光邦「どーしたの？ハルちゃん？」
崇「何があった」
実は、ハルヒは先程紅茶を運んでいる最中につまづき、中身を零してしまっていた。
それを拭くための布巾を探しに出ていたところ、このような事態になったのだ。
ハルヒ「鏡夜先輩と、Aが……！！」
その単語が出た瞬間、ホスト部の部室にピリリとした緊張が走る。
微かに俯いたハルヒの顔からは表情が読み取れない。
その場にいる全員が固唾を飲んで次の言葉を待った。
ハルヒ「帰ってきたんです！！！」
顔を上げたハルヒの表情は、安心と嬉しさで今までに見たことがないほどに緩んでいた。
光＋馨「マジで！！？」
光邦「やったああ！たかし、Aちゃんときょーちゃん、帰ってくるよ！」
崇「…あぁ」
ホスト部の面々が喜びを見せるが、ただ１人環だけが放心したように立ち尽くしていた。
ハルヒ「た、環先輩？どうしたんですか？A達が帰ってくるんですよ？」
その言葉でまたその場は静まり返る。
すると環がゆっくりと口を開いた。
環「うそ、じゃ、ないよな？」
何処か遠くへ視線を投げるようにしながらも、声だけは何かに縋るように震えていた。
ハルヒ「自分、嘘はつきません！」
ニッコリと満面の笑みを浮かべ、ハルヒが自信に満ちた声で答えた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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名無し51934号(プロフ) - 最高すぎます、、、できたらまた、、鏡夜先輩のを(( (2020年9月23日 3時) (
レス) id: ff1ca694a3 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても面白い素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m思わず1話から最後まで読んでしまいました！これからも素敵なお話をよろしくお願いします！ (2019年11月1日 15時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - おー、更新されてる!相変わらず面白いですね♪お帰りなさい！待ってました！更新頑張ってください！ (2019年1月5日 14時) (レス) id: 7fba46ff84 (このIDを非表示/違反報告)
ポテトサラダ(プロフ) - にゃおさん» にゃおさんコメントありがとうございます！前文にも記述させて頂きましたが、この作品は絶対に完結させてみせますので、応援よろしくお願いします！！（；；） (2018年12月26日 2時) (レス) id: 9cdb9084ee (このIDを非表示/違反報告)
にゃお(プロフ) - お話拝見させて頂きました!!とても面白くて続きが楽しみです！ (2018年10月23日 21時) (レス) id: 5d7f8ac497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポテトサラダ | 作成日時：2015年5月17日 21時
