数分前 ―クラッカー― ページ11
環「さぁ、さあさあさあ！！！いつくるんだー？鏡夜たちは！俺はもう待ちくたびれてしまったぞ！」
Aたちが扉を開く数分前。
その扉の内側では今か今かとホスト部や、Aの復活を祝おうすると多くの女性客が花やクラッカーを手にして待っていた。
光＋馨「「A絶対びっくりするよねー」」
と、にやりといつもと変わらぬ意地悪い笑みを浮かべた2人は揃って舌をぺろりと出した。
光邦「ハルちゃんハルちゃん、Aちゃん喜んでくれるかなぁ？？」
ハルヒ「はい、きっと。Aなんて泣いて喜ぶんじゃないですか？」
崇「…………ああ」
この3人はいつもとさして変わらない。しかし、いつもよりそわそわとして、落ち着きがないように見える。
それぞれが一様にAと鏡夜の帰りを待っているのだ。
この場所は本当にあたたかい。
環「……うーん、鏡夜からの返信がない！！あいつスルーしたな！！？」
自身の携帯を手に、環は頭を抱え椅子に深く座り込む。
光「殿からのメールって内容あんまり関係ないことだからネ」
馨「そうそう。今だってきっと全く関係ないことなんデショ」
2人がそう言うと、ドアノブがガチャリと音を立てた。
その音にその場の空気が少しピンと張る。
環「さあ、皆の衆！ついにこの時がやってきた！！」
いつもよりほんの少し落とした声のボリュームで環は告げる。
少しの緊張と少しの高揚感が入り交じる。
扉はゆっくりと開かれ、ぱんっと響くクラッカーの破裂音が幾重にも重なった。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 626人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し51934号(プロフ) - 最高すぎます、、、できたらまた、、鏡夜先輩のを(( (2020年9月23日 3時) (
レス) id: ff1ca694a3 (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても面白い素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m思わず1話から最後まで読んでしまいました！これからも素敵なお話をよろしくお願いします！ (2019年11月1日 15時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - おー、更新されてる!相変わらず面白いですね♪お帰りなさい！待ってました！更新頑張ってください！ (2019年1月5日 14時) (レス) id: 7fba46ff84 (このIDを非表示/違反報告)
ポテトサラダ(プロフ) - にゃおさん» にゃおさんコメントありがとうございます！前文にも記述させて頂きましたが、この作品は絶対に完結させてみせますので、応援よろしくお願いします！！（；；） (2018年12月26日 2時) (レス) id: 9cdb9084ee (このIDを非表示/違反報告)
にゃお(プロフ) - お話拝見させて頂きました!!とても面白くて続きが楽しみです！ (2018年10月23日 21時) (レス) id: 5d7f8ac497 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ポテトサラダ | 作成日時：2015年5月17日 21時
