私は怪盗キッドと兄妹です！

7.工藤新一に変装したキッド ページ7

キッド「・・・どうした？
久しぶりで、オレの顔忘れちまったか？」


ブン ブン
蘭が首を振った。


蘭「キッドの正体が新一ですって？笑わせないで！！
どうせ、得意の変装・・・」


キッド「イテテテ・・・」


そんな力任せに引っ張んなよ…


蘭「・・・じゃない！？」


素顔だしな。


キッド「ったりめーだ！！素顔なんだから！」


蘭「いいや・・・
前に、私が飛行機を不時着させちゃった時の新一も・・・
警部が顔を引っ張っても変装解けなかったわ・・・元々、顔だけ似てるんじゃない？」


当たってる・・・。


キッド「・・・・・・・・・」


中森「クソッ！！
ワシとした事が迂闊だった・・・」


キッド「！！」


ヤベ・・・中森警部だ・・・。


中森「奴は必ず犯行前に下見に来る・・・宝石の前を離れちゃ・・・」


蘭「あ！！
中森警部〜！！」


中森「・・・ん？」


蘭「こんな逃げ場のない飛行船に乗ったのが運のツキよ・・・
観念なさい！！」


コツ コツ


クソッ！腕は捕まれてるし、中森警部が来る！どうする？どうする？


キッド「・・・・・・・・・」


名探偵に聞いたUFOの話をするか。


キッド「・・・飛行船じゃねぇ・・・
・・・UFO・・・
・・・だろ？」


蘭「・・・！？」


蘭の脳裏に浮かび上がったのは、幼馴染みの新一と自分だけが知る話・・・


キッド「確か、オメーガキの頃そう言ってたよな・・・
オメーにしてみれば今のオレは・・・突然UFOで現れた得体の知れねぇ宇宙人に見えるだろうが・・・
怪盗キッドはある事件を解くために・・・やむなくやってんだよ・・・
その証拠に盗んだ宝石は後でも持ち主に返してるだろ？」


蘭「で、でも・・・だって・・・ええっ！？」

キッド「まぁ・・・こんな派手な怪盗を名探偵・工藤新一が放っとく訳ないから・・・蘭なら分かってくれると思ってたけど・・・
オメーに捕まるならしゃーねぇ・・・観念するぜ・・・」


蘭「・・・新・・・一？・・・」


中森「どうした？何かあったのか？」


蘭「あ、いえ・・・」


中森「何か気づいた事があれば・・・」


蘭「何でもありません・・・」


作戦大成功♪


ぐっ


蘭「私の勘違いでした・・・
スイマセン・・・
じゃあ・・・」


たっ


蘭はキッドを連れて走った。


たたた・・・


名探偵！悪ぃ！
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〜晴音視点〜


キッド兄、最低だわ。後で勘違い解かないと・・・。
私もエレベーターで下に行こう。

9.キッド兄、最低だね。by主人公→←6.キッドの切り抜け

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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黒羽盗一

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