燻る煙で愛を語らう【東海オンエア】

別の世界の私 ページ45

ゆめまる「てつやも出たやん」


てつやが主演を務めた"明日 君のいない世界で"。

私も映画館まで足を運んだのを覚えている。


ゆめまる「あれとは別格だよね」


あの映画を制作したのはUUUMであって、総指揮を務めたのも鎌田社長。

つまり、私達の守備範囲内での撮影。


ゆめまる「Aの演技、いいもんね。」

A「そんなことないよ」


謙遜じゃなく、はっきりとした否定。

私は自分に自信なんてない。


ゆめまる「いい機会じゃない？」


YouTuberでもなければ東海オンエアでもない私。

外の世界を見るという意味だけではなく、

別の私を見る、いい機会になる。


ゆめまる「撮影いつからなの？」

A「詳しいことはまだ…」


YouTubeを始めた当初の自分に言っても、きっと信じない。


大勢のチャンネル登録者、ファン、協力してくれるスタッフに恵まれること。

ましてや、こんな私が映画のオファーを受けること。

これは夢なんじゃないかと、いつか覚めてしまうのではないかといつも怯えている。


私達7人がYouTubeを始めるきっかけになったのは他でもないゆめまるの一言だった。

今思えば、偉大な発想だった。


ゆめまる「俺は応援するよ」


彼はいつだって、私の味方でいてくれる。

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