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豚頭魔王 ページ19

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世界の声が響き目の前で新たな魔王が誕生した

「シオン!」
「承知しています!」

若が言うより早くシオンがその大太刀を振り抜き魔王ゲルドに切りかかっていく
その力はエクストラスキル『剛力』と『身体強化』によって相乗されている
しかしそんな一撃を魔王ゲルドはミートクラッシャーで受け止め逆に弾き飛ばしてみせた
そのままシオンに振りかざしたところを背後からじーちゃんが無防備な首を刎ねる
だが、それでもなお動き終いには断たれた首を修復し元に戻してしまった

「操糸妖縛陣」

糸の激流が魔王ゲルドを捕らえ

「腹が減ってるならこれでもくらってな、黒炎獄(ヘルフレア)

黒い炎が包み込む
そこへランガと呼ばれた狼が黒い雷を落とす
その衝撃で風が吹き荒れ煙が立ち昇る

「…コレが、痛みか」

煙が晴れると自らの腕を喰らい再生を行う魔王ゲルドがいた

ギチュバキッグチャ

「王よどうか私を…」
「……うむ」

近づいてきたオークジェネラルを無造作に殺した
仲間をも喰らいその身を回復させていく
炭化した皮膚が剥がれ新しい皮膚が見える
千切った腕は根本から生えた

「足りヌ…もっとだ。もっと喰わせロ!」

遂には何もなかったかのように完全回復していた

「喰らい尽くせ、混沌喰(カオスイーター)!!」

黄色い妖気が権現し周囲の死体へと伸びる
そして触れた途端に腐食させ己の糧としているのだ

「お前達も、オレのエサとなるがいい。死ね、デスマーチダンス!!」

放たれた魔力弾は魔人のものよりも更に破壊力を増し、当然のように腐食効果も付与されていた
刀で受け止めるなど愚の骨頂
回避するしか方法はなく次第に魔王ゲルドから遠ざかっていく
そんな中、一人近づいて行く者がいた

「リムル様…」

若の呟きが聞こえた

「リムル様!いつの間にそんな前へ…」
「待てシオン」
「そこをどいて下さい!リムル様をお守りしなくては」
「いいから落ち着け」

シオンを宥め賺し説得を試みる若

「俺に伝えられたリムル様の言葉はただ一言、“任せろ”だ」

スライム→←鬼人達



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よもぎ(プロフ) - ツバメさん» 確かにその絡みは面白いことになりそうですね!いつか本編で書こうと思います!コメントありがとうございます!! (2021年12月1日 5時) (レス) id: f17afc0b50 (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 面白いです カランコエにディアブロを合わせた際の絡みはある意味慌てそうです ギーとディアブロは彼で遊ぶと思いますし 見たいです (2021年11月28日 22時) (レス) @page27 id: 020ea1b549 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ(プロフ) - シディアさん» ありがとうございます!亀よりもカタツムリよりも遅い更新ですが完結はさせるので気長にお待ちくださいッ!!! (2021年8月19日 9時) (レス) id: 351f18ba12 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - とっても面白いです! 更新頑張って下さい!応援してます。 (2021年8月17日 2時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よもぎ | 作成日時:2019年12月24日 13時

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