今日:20 hit、昨日:5 hit、合計:17,149 hit
小｜中｜大
朝日奈君 ページ11
ようやく学校に着いた私は今朝の兄の言葉の意味を考えていた。
兄と久しぶりに交わした会話。
あれは、会話と言っていいものなんだろうか……？
『じゃあ、今日の放課後に駅前集合な！』
久しぶりに聞いた兄の声……
懐かしいと同時に、私の中の大半を占めている感情は“嬉しい”。
私は兄に特別な感情を抱いているわけではない。
が、久しぶりに兄弟と会話したときに嬉しいと感じるのは当然の事だろう。
こんな気持ちになるのは何年ぶりだろう？
そんな事を考えている時、頭上からある声が聞こえてきた。
「おはよ、川崎さん」
誰の声かと思い、上を向くと朝倉……じゃなかった朝日奈君と目が合った。
「あ、お、おはよう。朝日奈君……。」
昨日の事を謝らないといけない、そう心の中で思いつつ私はその言葉を口に出して言う事は出来なかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一応歌い手の、みにまーむ(プロフ) - あと、名前変換にするなら、ニックネームの欄も作った方が良いと思います。 (2018年3月25日 15時) (
レス) id: 69f1870dfa (このIDを非表示/違反報告)
一応歌い手の、みにまーむ(プロフ) - 名前変換できていませんよ？ (2018年3月25日 15時) (レス) id: 69f1870dfa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：フクジュソウ | 作成日時：2017年5月13日 13時
