No.106 ページ13
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花巻「前前〜」
岩泉「ナイス!!」
及川「金田一っ」
金田一「(ズパッ」
体育館に野太い声が響く
田中「ノヤっさん!!!」
西谷「ふっ!」
影山「(ふわっ…)」
田中「オラァ!」
そこでは、
青城対烏野との試合が始まろうとしていた。
コロコロコロ………
A「あ、すいませ……」
東峰「!!!」
ボールを取りに行こうとした俺の目の前でボールを差し出してくれたのは、
東峰
A「……昨日の試合、凄かった」
東峰「え!?あ、ありがとう…」
少し自信なさげに話す東峰は、コートの上での姿とはだいぶ違ってギャップ(?)がある。
A「……じゃ、」
東峰「あ、あの!牛島くん!」
去ろうとした俺の事を、誰でもない東峰が引き留めた。
振り向いて視線を合わせる
A「なに?」
東峰「あの…スガから聞いて、牛島くんの言葉」
あのときの、菅原ちゃんと伝えてくれたんだ。
東峰「ありがとう、って言いたかったんだ」
そうやってはにかむ東峰に、俺は言葉が上手く引き出せなかった。
東峰「バレーが怖かった俺を、俺の背中をひと押ししてくれて、ありがとう」
そうやって笑う東峰に、言葉に詰まりながらようやく出した言葉は、
A「……この後の試合、楽しみにしてる」
ひどく好戦的なものだった。
その言葉を受けた東峰は、少しだけ目を瞬かせて、
そしてキュッと顔を引き締めた
東峰「…うん、俺達が、勝つよ」
A「……絶対負けない」
俺と東峰は、好戦的に笑いあってそれぞれのチームへ戻っていった。
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A「…あのさ、Aって呼んでね」
東峰「…強制?」
A「おん」
やっぱり抜かりないAであった…
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waka(プロフ) - 稲荷さん» 一章の時からずっと応援してくれて、本当に支えでした。感謝してもしきれないし、稲荷さんがいてくださって、多くの読者様が応援してくださって。私の方こそ、稲荷さんに会えて良かったです!私に出来る事は少ないですが、稲荷さんの事を、私もずっと応援しています! (2021年8月9日 12時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 稲荷さん» 稲荷さん!すっごく会いたかった(?)です!ありがとうございます!そうなんですね、お疲れ様です。稲荷さんが夢中になれて、それで良い結果が出せていたと知って嬉しい限りです!泣かれたんですか!?嬉しいような…何というか……wずっとありがとうございました!! (2021年8月9日 12時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - えーっと、2連続コメお許しください。すっごいすっごい熱い物語でした!凄く夢中になれました!wakaさんのこの小説のおかげで(?)バレーで良い成績を残せています!なんだろう、wakaさんの小説に、wakaさんに出会えて良かったです!これからも応援しています!! (2021年8月8日 23時) (レス) id: 5c3b21ca8d (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - wakaさん、稲荷です。(いや分かるか)完結おめでとうございます!!家庭で色々とありまして、長らく見ることが出来ていませんでした。一気見しました。なんだろう。何か言いたいんだけど泣きすぎて何言ったら良いか分かんないやwとりあえず、お疲れさまでした!! (2021年8月8日 23時) (レス) id: 5c3b21ca8d (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ぴの。さん» ありがとうございます!ぴの。さんの言葉がとても嬉しいです…!私のお話に出逢えた事が良かったと言ってくださると、書いた甲斐があったな、ととても幸せな気持ちになりました。約半年の間、読んでいただき、本当にありがとうございました!! (2021年8月7日 18時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:waka | 作成日時:2021年7月18日 12時