問題児クラスにやってきた転入生

大丈夫？ ページ10

〜入間side〜
「あ、れ…？」

目が覚めると救護室にいた

「僕……」

『大丈夫？』

「わっ！？脳に直接！？」

『落ち着いてよ。僕だよ。イグメル』

へ？

イグメルくん？

『そうだよ。今、君の耳元につけた機械で話してるんだ。授業中っていうのもあるけど、秘密の話だからね』

ね、ねぇ

なんで僕……

『多分、疲れだよ…』

疲れ……

そういえば、なんで知ってるの？

【友達】っていう言葉

『母さんと父さんが良く人間の話をしてくれたからだよ。それで…その……なってくれるの？』

え？

『だから、友達になってくれる？悪魔が友達って嫌じゃない？』

全然、大丈夫だよ

というか、人間と友達になって大丈夫？

『平気。むしろ、悪魔より付き合いやすいと思うから…』

悪魔より付き合いやすい…

『……放課後、アズ君たちと一緒にそっち行くから待っててね』

え？

あ、待って…

『…………』

「……もう聞こえてないのかな？」

まだたくさん聞きたいことあるのに…

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