問題児クラスにやってきた転入生

君ってまさか…3 ページ8

〜入間side〜
場所を移動して一通りが少ない場所に来た

「それで……えっと……」

僕から話すべきか

イグメルくんから聞くべきか

「入間君からでいいよ」

「あ、ありがと……転入してきたとき、何を言おうとしてたの？」

僕の質問にイグメルくんは目を見開く

「うん……それ、僕からも言おうと思って……」

イグメルくんは顔を俯かせ、自分の手を握る

そして深呼吸すると何かを決めたみたいに僕を見た

「入間君。君ってまさか…‶人間‶なの？」

【人間】という言葉に思考が停止した

頭が真っ白になる

「え？なん、で……」

大量の汗が流れる

「なんか、悪魔っぽくないなて思って……なんでだろう…君が悪魔だと‶思えない‶んだよ」

僕は息を呑む

「そう、なんだ……うん。僕は人間、だよ………」

あぁ、終わった

僕、ここで食べられるんだ……

「食べるなら…」

「安心してよ」

「一思いにパクリと…って、え？」

「安心して。僕は君を食べない」

どういうこと？

「僕、君と‶友達‶になりたいんだ！」

僕の脳は理解に遅れる

何が起きてるんだろうか

というか…

「友達！？」

「うん！」

待って、なんで友達って言葉知ってるの！？

え！？

どういうことなの！？

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