神様ってイケメン ページ3
「それでは、健闘を祈ります」
「あーい」
己龍は去っていった。
最後のは、何か、言わないといけないやつらしい。
「まー……ワケわからんまんまきたけど」
あたしはあたし。いつも通りにやりますか。
「まずは自分の部屋へゴーかなぁ…………っうぉ!?」
驚いた。
目の前に男の人、それも、
「イッケメーン」
クラスに必ず居るようなミーハー女子が歓喜しそうなイケメン。
神様ってすげぇなおい。
「貴女が、新しい審神者?」
でも、目が暗い。恐ろしく。
「そう。白菊って呼んでね」
よろしく、と手を差し出してみる。
真っ暗な目をしたその神様は、それを無視して踵を返した。
何だよ、感じわっるぅ。
「俺はへし切り長谷部です。以後、お見知り置きを」
「ん、よろしく長谷部」
名前を呼ぶと、ピクリと軽く肩を揺らした。
え、名前違ったっけ?
なんて聞くこともできず、あたしは部屋に案内された。
桜の木なんて見当たらなかったけど、何で花弁は落ちてたんだろ?
日が傾いてきてから、長谷部が呼びに来た。
顔合わせするらしい。
「何で長谷部が呼びに来るの?そういう役割?」
「……はい。俺は、審神者監視役ですから」
え、何あたし監視されんの。やだなぁ。
「……前の人がどうとか知らないけど、一緒にすんなよ」
そう言うと、長谷部は困ったように肩を竦めて、障子を開けた。
そこに広がっていたのは____
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星波@元烏丸(プロフ) - あゆみさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2017年10月7日 10時) (レス) id: 7ccdd29a58 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 続きめっっっっっちゃ気になります!!更新頑張って下さいm(__)m (2017年10月6日 22時) (携帯から) (レス) id: ee33ca8933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:烏丸 | 作成日時:2017年4月3日 20時