【刀剣乱舞】泰然自若にマイノリティ【ブラック本丸】 (ページ19)

今日:1 hit、昨日:14 hit、合計:79,089 hit

九死にページ19

「早く言ってよねそーいう大事なことは！！」

「馴れ合うつもりはない」

そんな問題じゃないでしょぉがぁあああ！！！

はぁ、某ツッコミ眼鏡さんに似てしもた。

つか私も眼鏡だったわ。赤眼鏡。

「もー。えぇっと鍵は……あっt」

「開けるんじゃねぇ」

声がした。

それはさっき照らした、色黒さんの隣の牢から。

震えを、怒りと憎しみを圧し殺した様な、声。

「え、でも」

「開けられたら、俺達は君に斬り掛かるかもしれない。

そんな事も分からないのか？」

また、違う声。

二人目だ。

後に喋った人、何かあたしを小馬鹿にしてるだろ。

でも、約束したから。

「あんたたちにも待ってる人が居るの。

会わせてあげるのが、あたしの義務だから。

あたし言っちゃったんだよね！あたしは違うって。

あたしは今までのクズとは違う。

皆を傷付けたり、離れ離れにさせたりはしないって。

女に二言はないからね！」

そう言い切って、

ガチャリ

鍵を開けた。

ギィ、と錆び付いた音がする。

すると、

「てめぇが馬鹿正直で良かったよ」

飛んできたのは。

「え」

銀色の翼、いや、

「刀だ」

そう認識した時には、

もう

あたしの目の前に____

「主っ！！」