【刀剣乱舞】泰然自若にマイノリティ【ブラック本丸】 (ページ14)

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仲良くなろうページ14

「よしっ！無事帰還！！」

急いで階段を駆け上がると、イケメンさんは心配そうに

待っていた。

「小夜……！」

今にも泣き出さんばかりだ。

「あーちょっと待って。小夜くんかなり辛そうだし、

手入れ部屋、教えて？」

するとイケメンさんは目を丸くした。

悪かったな、場所知らなくて。

「……めっちゃ見られてる」

短刀をポンポンと優しく……何だ？これ。

耳掻きに付いてるのみたいな(

それで手入れをしていく。

その間、辛そうな小夜くんとイケメン兄さんに、

がっつり、監視されていた。

そんなに信用ならないか。流石に悲しい。

「よぉし、終わりっ！もう平気？小夜くん」

「……うん。ありがとう」

ぼそ、と呟いた小夜くん。可愛いなぁ。

「いーえ！お仕事はしないとねぇ」

にへらと笑うと、イケメンさんが頭を下げた。

「ありがとうございます。お礼に何でも……

だから、兄様や小夜を傷つけるのだけは……！」

「宗三兄様！」

そーざ？イケメンさんの名前かな。

「あー、あのさ？困ってる人を助けるのって当然だよ。

まぁ何でもしてくれるってんなら、」

そーざさんの身体が強張るのがわかる。

あたしは、彼の目の前にしゃがみこんで笑った。

「イケメンさんの名前、教えてよ」

「え……」

「ほら、最初から教えてくれなかったし、ずっと

気になってたんだよね！何でもするなら教えてよ」

いつまでもイケメンさんなんて呼んでらんないでしょ？

そう言うと、イケメンさんは、

震える声を振り絞って、言ってくれた。

「僕は宗三……宗三左文字と言います」

「宗三さんね、宜しく」

誤解、解けたみたいで良かった。

……ん！？別に解けてもないな！！？((