Buki Love 貴方は嫌な人 . (ページ7)

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「はい。私もいつか、こんな風になりたいです。誰かにあこがられたいです。」

増「うん。でもね、もう、桜野さんは、この職業に着いた時点で誰かの憧れなんだよ。だから、今日からは『綺麗』の鏡にならなくちゃ」

「はいっ！」

そっか、私は今この瞬間も誰かの鏡になってるんだ。素敵な職業だな〜

受「今から、そちらにあります、カフェに
向かう、という事だったので、そちらでお待ちください。」

増「はい」

「ありがとうございます」

カフェがあるの！凄い……！

増「行こっか」

「はい！」

ﾋﾟﾛﾘﾝ

「？」

増「あ、ごめん、俺のだ」

数秒後、朝も聞いたようなため息が再び聞こえた。

増「ねえ、見て桜野さん」

そう言われて、画面を覗くと……

【まっすーー！なんでさっき電話切っちゃったのぉ？もう！プンプン〜٩(๑`^´๑)۶
今日からシゲの秘書やる子、女の子なんでしょ？可愛い？ねぇ！可愛い？写真送って！
ほら、てごにゃんの写真あげるからさ！】

と、手越さんからメールが来ていた。(写真を添えて)

増「はぁー、(笑)」

「手越さん、元気そうな方ですね……！」

増「うん。元気すぎて……もう(笑)」

そう言うと、増田さんが返事を打ち始めた。

［手越さ、電話の時声デカすぎて、スピーカーにしなくても周りに聞こえてるから、恥ずかしんだよ(笑)シゲの秘書は、うん。可愛い子だよ。すごくいい子だと思う。手越、タイプなんじゃないかな？(笑)手越の写真消しとくね〜じゃあ、頑張って］

増「はいっ！送信！」

可愛い子……
そのワードにドキってしたのは、ダメなことかな……？
てか、その前に、手越さんの写真消しちゃうんだ(笑)

「手越さんの写真本当に
消しちゃったんですか?!｣

増「ううん(笑)欲しい？(笑)」

「いや、そういう訳じゃ……」

増「ごめんごめん、嘘(笑)」

ﾋﾟﾛﾘﾝ

増「あ、なんかきた」

【まっすー！早く女の子の写真ちょうだい！】

増「……なんか、本当にごめん……(笑)」

「い、いえ、(笑)」

増「写真撮ってもいい？」