Buki Love 貴方は嫌な人 . (ページ42)

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加「ねぇ、さくr……Aちゃん」

「は、はい」

加「今度さ、あのー」

ガチャ

小「ねえねえ、シゲちゃん」

加「いや、ノックしろって」

私と加藤さんが話をしていると、
小山さんが部屋にやってきた。

小「あーね、ごめんね」

どうやら、小山さんはノックが苦手らしい……

加「なに」

小「えー、シゲちゃん冷たい」

加「いつも通りだろ」

小「そうかな、うーん」

加「要件は？」

小「あ、そうそう。
今度の雑誌のモデルさんどうする？って」

加「あ、それならいい子見つけたよ」

小「えー、珍しいね」

加「うん。」

加藤さんに選ばれる子が羨ましい。

小「誰にするの？」

加「あの、3階の受付の石井さん」

小「あー、！可愛い子だ！」

あぁ、あの人か。
たしかに可愛いけど、

「うー、」

小「ん？なんか変な音したよね」

加「パソコンかな……？」

小「なるほどね、びっくりしたわ」

加「ごめんごめん(笑)」

「むー、」
なんだろ、なんか、なんか、
違う

小「このパソコン、呪われてるんじゃない…？」

加「いや、ないだろ」

小「そ、そうだよね〜、じゃあ、ねー、うん」

小山さんは壁にぶつかりながらも、
どこかに行ってしまった。

加「なに、なんか納得できないの？」

「うーん」

加「わかんねえよ(笑)」

「エクレア買ってきます」

加「う、うん」

加藤さんが選んだ子。

ずるい……