Buki Love 貴方は嫌な人 . (ページ18)

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《まもなく二番線に……》

アナウンスが流れてやってきた電車は
気分が落ち込むほどの満員電車だった。
いつもより早く出るとこうなるのか……

「……もう二度と早起きなんてしない」

プシューー

ザワザワ、ザワザワ

うわぁ、きつい( ´›ω‹｀)

駅「もーう、すこーし詰めてくださーい」

ギューーーッ

あ"ーーーー(泣)

なんじゃこりゃ

プシューッ

《まもなく〜……》

やっと着いた！
10分が1時間に感じたよ……

電車が止まって、ドアが開いた。
幸いなことに、出やすい場所にいたからすぐに出られた。

増「あ、桜野さん！おはようございます」

「おはようございます」

？「へー、これが桜野さん」

え……えっと、
……誰だ？

？「うん。タイプ」

「……Σ(ﾟдﾟ；)」

増「ご迷惑おかけして申し訳ないです……」

？「あ、申し遅れました！
手越です〜！」

あー、これが手越さん。

「……イメージ通り……」

増「プッ(笑)」

手「えー？桜野さん、俺のこと考えててくれたの？♡」

「……え、あ、いや！そういう事じゃなくて……
あの、その、電話で、増田さんと話しているのを聞いて……！あ、え？違いますよ！好きで、電話の内容聞いてたわけじゃないですよ?!」

手増「アッハハハ(笑)」

手「うんうん、分かってるよ！(笑)
なんか、可愛いね(笑)」

増「そう、可愛いけど、面白いのよ(笑)」

「え、そんな！」

増「分かった！無意識なのか！」

「何がですか？」

手「まっすー、当たってると思う！(笑)
……ところでさ、下の名前なんて言うの？」

「あ、桜野 Aです！」

手「じゃあ、Aちゃんって呼んでもいい？」

「はいっ！ぜひ！」

手「俺のことは祐也♡って呼んでね！」

「……努力します」

増「桜野さん！そこは頑張らなくていいところだよ！断りなさい(笑)」

手「ダメです。上司からの命令です(笑)」