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店「いらっしゃいませ、1名様ですか？」
「いや、待ち合わせです」
増「あ、こっちです」
「いました、」
店「ごゆっくりどうぞ〜」
このゆっくりした雰囲気が、ツボである。
増「あれ？haruさん、風邪ですか？」
「えっ？」
増「マスクつけてるから」
しくじった。
取るの忘れてた〜……
「えーっと、予防です」
そうだ！いい感じだよ！私⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*
増「今風邪流行ってますもんね〜」
へー、そんなんだ、気をつけなきゃ
増「知らなかったんですか？」
「え？」
増「だって、へー、そんなんだ、
気をつけなきゃって」
「え！エスパーですかｯ?!」
怖いよ……
増「だ、だって言ってたもん！(笑)」
もんって、可愛い
増「今の、もんって、可愛いも絶対心の中だけで思ったつもりだったでしょ？」
「ひぇー、聞こえてる……！」
増「俺が怖いみたいに言わないでよ！」
「え、だって！」
増「元はと言えば、無意識のうちに喋ってる
haruさんの方が怖くないですか?!」
「あ、まあ、それは、まあ、(笑)」
増「俺たち何してるんでしょうね(笑)」
「何も知らない人からしては、おかしいですよね(笑)」
私がそう言うと、増田さんは、キュッと黙って
急に緊張した顔をした。
私なんか言ったかな？
そう思った次の瞬間、
増「あの、！俺、haruさんとお友達になりたいんです！」
……
……
……
「え、私ｯ?!」
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作者名：みき | 作成日時：2019年7月5日 21時
