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春から雄英。
そう報告すると父は喜んだ。
夢に向かって胸を張って生きろ、と
小さい頃私の手を握ってくれた大好きな手が、私の頭を撫でる。
心地よい、素敵な手だった。
未だ眠る母は雪のように冷たい手を少し暖かくした気がした。
病床に横たわる母に繋がれた線が母とこの世を繋ぐ線。
私と母を繋ぐ線でもあった。
しばらく会えなくなるね、と耳に届かない程の声で呟き、病室を後にした。
1-A
実力者が集まるこのクラス。
それぞれに夢や目標があり、未来がある。
そんな人たちを見ていると、
私にも新しい1歩が踏み出せる気がした。
これは、私が仲間と共に成長し未来へと繋いでいく物語
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作者名：kyon x他1人 | 作成日時：2021年5月22日 21時
