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照 side
やっと昼休みだ。
朝はまた遅刻してふっかにいじられたけど返す気力もなく心配そうな顔をされた。
授業ではぼーっとしていて先生に何回か当てられても全く気付かず先生にもだてさんにも本気で心配されて。
体育はふっかと佐久間のクラスと合同だから普段は佐久間がうるさくしている横からちょっかいを出すけど、今日は絡みにいくこともなくまたまた佐久間に心配されるしふっかからは保健室に連れて行こうと担がれかけた。
あの夢が頭にこびりついて離れない。
たった一度見ただけでこんなにも鮮明に覚えている夢は初めてかもしれない。
今まで見ていた夢は何かの物語を見て感情移入、という言葉がぴったりだった。
だが今回は、完全に自分自身としての感情であったのだ。
まあ普通に考えてあの時代に自分は生きていないのだからこれもおかしな話なのだが。
それと、俺は前の夢と今日見た夢が繋がっていると思っていた。きっとそこは間違いないと思う、のだが。
何故こんなに曖昧な言い草なのかというと、何回も見た最初の夢の内容がはっきりと思い出せなくなったのだ。
大まかな場所、2人の存在、満月が出ていたことは覚えているのだが、事細かなことが思い出せない。
2人の顔さえ思い出せれば、何か分かることがあるかもと思ったのだが。
…昨日Aに会いに行くと約束したが、どうも何もやる気が起きない。
宮「____る、___かる、照！」
「っ！、びっくりしたぁ、」
宮「翔太と阿部に何回も呼ばれてたのに全然気付かないから。やっぱり今日調子悪いんじゃない？」
「いや、大丈夫。体調悪いとかじゃないから。ごめん。」
渡「お前大丈夫なの？すっげえぼーっとしてんじゃん。」
阿「照保健室行ってきたら？ついていこうか？」
「ほんとに大丈夫。悪い。ふっかたちんとこ行くんだっけ？」
渡「そうだけど、」
「ごめん、俺今日パス。ふっかたちにも言っといてくんない？」
阿「それは全然いいけど、「ごめんな、頼むわ」あ、ちょっと照！」
「自販機行ってくる。」
阿「…どうしたんだろ。ずっとあんななの？」
宮「うん。今日は朝からあれ。」
渡「…まあ、そんな時もあんじゃね？とりあえず行こうぜ。」
阿「うん…」
こんなの、初めてだ。
(…どうしたんだろ、俺。)
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いつの間にか星が黄色に…
ありがとうございます、、、！
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作者名：n | 作成日時：2020年7月6日 8時
