罪と罰。《緑》 (ページ7)

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それからしばらく経って。

彼女とは顔を合わせることはなかった。

まぁでも、マンションの住民なんてたくさんおるし

俺の仕事と彼女の生活リズムが変わったんやと思って気にしてるようで、気にしなくなった。

そして今日は新しいアルバムの打ち合わせ。

今回は各メンバーのソロ曲を、いろんなアーティストさんたちとの共同の楽曲制作で。

様々なアーティストさんの名前が書いてある資料。

俺は誰と作らせていただけるのか、、。

安「大倉お前めっちゃええやんけ！」

俺の名前の隣には「NoName.」の文字が。

うわっ。すごい楽しみ。

何が楽しみって、楽曲を作らせていただけるのもそうやけど。

どんな人かわかるってことやろ？

そして待ちに待った打ち合わせ初日。

スタッフさんに案内され、スタジオに到着。

大「よろしくお願いします。」

そういいながらドアを開けると。

「よろしくお願いします。」

座ってた椅子から立ち上がり、深々と頭を下げる彼女は

俺の隣に住んでいる、あの女の子やった。