罪と罰。《緑》 (ページ4)

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安「、、ら、、、お、、くら、、、おーくら！」

ヤスに呼ばれる声で、気がついたんやけどわ俺、どっかちがうところに意識飛んでたみたいやわ。

大「ごめんごめん。で、なに？」

安「どこの世界に飛んでたんよ。だから、その、彼女がなぁ～」

仕事終わりにヤスと2人で飯食いに来たんやけど、全然頭に話が入ってこない。

ヤスの彼女の話も、受け流し状態。

安「、、、大倉、なんかあったん？」

見かねたヤスが心配してくれて。

大「いや、なんかあったわけやないんやけど、、」

とりあえず、今朝会った女の子が頭から離れないことを話す。

安「大倉、それは恋やで。笑」

そういって、目の前の安はニコニコ話を聞いてくれた。

安「一目惚れってやつや。それ。経験ないん？ひやぁー！大倉ええなぁええなぁ♡」

なんて、勝手に1人で盛り上がってるヤス。

大「そんなんやないって！ただ、ほんまにうちのマンションにいるような子やなかったからさ！」

いい年した大人が一目惚れやなんやって盛り上がってるのもおかしいやろ？

安「じゃぁ、おーくら！またなぁ～！」

話も盛り上がりに盛り上がり予定より飲み過ぎてしまった俺は

タクシーに乗って、マンションまで帰っていった。