噛みしめる幸せ。 ページ9
いつの間にか降っていた雨は止んでいた。
夜風が通るたびにその体がヒヤっとする。
DH「体…大丈夫？雨に濡れて冷えたでしょ」
「ううん。ドンへがいるから…温かい」
その逞しい腕に抱かれながら温もりを感じる。
こんなに安心できて幸せな場所はここしかない。
顔を胸にうずめながら、すっぽり収まるドンへの腕の中で幸せを噛みしめる。
DH「A・・・幸せだね？」
「うん…本当ね」
その屈託のない笑顔に癒される。
その真っ直ぐな瞳がとても綺麗だと思う。
そのまるで子犬のように甘えた笑顔を愛おしいと思う。
けれど・・・
自分は最低な人間だ――・・
人を傷つけて。
いろいろな人に迷惑をかけて。
関係ない人を巻き込んで。
その人の人生までもダメにさせてしまって。
――――最低な人間だ。
ごめんね…ドンへ。
愛してる。もう迷わないわ。
でも―――私はその真っ直ぐな瞳をみることが出来ない。
私にはドンへに愛される資格なんてないの。
「ドンへ…？」
DH「ん？」
「愛してる…」
DH「俺も愛してる、A」
そういうとドンへは優しいキスをくれる。
―――本当に幸せ。
でもごめんなさい。
私はドンへのそばにいる資格がないの。
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Mey(プロフ) - キキさん» 作品を読んで頂いてありがとうございました。これからもがんばる活力にしたいと思います！ (2013年8月6日 5時) (
レス) id: 0931b5a3f7 (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - 最後まで一気に読ませて頂きました！ドンへとくっついてくれてよかった〜と思ってますwドンへ編とヒチョル編に分かれるのはすごいいいですね！素敵な小説に出会えてよかったです♪ありがとうございました！ (2013年8月5日 23時) (レス) id: d22a036eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mey
| 作成日時：2013年4月19日 14時
