ヒョン。 ページ4
『Aを…Aを頼んだぞ。ドンへ』
パシャパシャと足元の水たまりが跳ねる音も気にせず
ドンへはいまだ降りやまぬ雨の中、走った。
どこにいるかも分からない。
ケータイに電話しても繋がらない。
でもそこに居るような気がした。
Aはきっとそこに居る。
『俺じゃダメなんだよ。あいつの恋人じゃなかった…ずっとオッパだったんだ』
先ほどのヒチョルの言葉が頭に木霊した。
そんなことないよ、ヒョン。
ヒョンと居る時のAは十分に女の顔をしていた。
嫉妬するほど…綺麗だった。
『ドンへなら…一番信頼している弟なら、Aを任してもいい』
こんなことにまでなったのに、まだ一番信頼してくれてありがとう。
絶対約束するから。
Aは俺が一生守るから。
大切にするから。
――――幸せにするから。
『・・・ホントはお前をぶん殴ってやりたいけど』
―――殴っていいよ、ヒョン。
俺はそれくらいのことをヒョンにしたんだ。
『するわけねーだろ。…そんなことしたらAが悲しむだけだ』
ホントだね、ヒョン。
こんなにも悲しんでるAをこれ以上悲しませられないね。
DH「A・・・」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mey(プロフ) - キキさん» 作品を読んで頂いてありがとうございました。これからもがんばる活力にしたいと思います！ (2013年8月6日 5時) (
レス) id: 0931b5a3f7 (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - 最後まで一気に読ませて頂きました！ドンへとくっついてくれてよかった〜と思ってますwドンへ編とヒチョル編に分かれるのはすごいいいですね！素敵な小説に出会えてよかったです♪ありがとうございました！ (2013年8月5日 23時) (レス) id: d22a036eca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mey
| 作成日時：2013年4月19日 14時
