美味しい恋の作り方【stxxx】

フォンダンショコラ -Colon- ＊※ ページ4

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ころんくん(成人)×夢主(成人)
同棲している設定 。


フォンダンショコラのように
悪魔的な甘さと魅力的なほろ苦さ 。

中から溢れ出るとろけるようなチョコレートは
どろどろとした愛 、

そして＿＿

＿＿＿＿＿＿







「ころん、ただいま」


「遅い 。僕もうお腹空いたんだけど」



君はぽいぽいと適当にそこら辺に鞄やら何やらを
置くと慌てた様子で僕の元へ歩いてくる


パソコンの青白い光だけがぼんやりと僕を照らす
部屋にぽつりと一人座る僕と目線を合わせ、
ぎゅっ、と抱き締めると

彼女は眉を下げて困ったように笑った


僕は黙って彼女の瞳を強く睨み付ける



「ごめん 。寂しい思いさせちゃったね 。
夕飯急いで作るから」



そう言って早々とキッチンへ向かおうとする彼女の
腕を強く引いた


よろりとよろけた彼女を受け止めると、
すかさず僕はその首に親指を食い込ませる


あーあ、ほんと 残念 。



「いらない 。...ねぇ、今日隣にいた男だれ？」



君は驚いたように ひゅ、と喉を鳴らした


...ほら、やっぱり 。

Aは嘘吐きだ


僕が一番って言っておきながら

平気で男を誑かす、悪い女



「ころん、違うよ 。ただの仕事の同僚だよ」


「嘘吐くな！僕は見たんだよ、聞いてたんだよ
ずっと！」



彼女の首に食い込んでいた親指につい力がこもり、
ぷつ、と呆気なく皮膚が切れ赤い血の玉が浮かび
上がった 。


顔を歪ませた彼女にざまぁみろと心の中で毒吐くと
その血を舐めとってやる 。



「...あぁ、そういえば彼奴、良い声してたね 。
Aが好きそうな声 。」


「...ころん、やめて」



ふるふる、と震わせた声を出す彼女が
愉快で、あまりに愛しくて笑みが零れる


そうそう、その反応が見たいんだよ 。



「僕さあ、今すっごくムカついてるんだよね 。」



"見つけて喉を潰してやろうかなぁ...？"





ガリｯ


彼女の首筋を思い切り噛んだ




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