美味しい恋の作り方【stxxx】

ショートケーキ -Rinu- ページ2

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莉犬くん(学生)×夢主(学生)
幼馴染み設定 。

これぞスイーツの王道、
真っ赤な苺の乗ったショートケーキ 。

ふんわり甘い、でも少し甘酸っぱい
そんな王道の恋をお楽しみください 。

＿＿＿＿＿＿





あぁ、ムカつく 。



机に突っ伏し頬を膨らませた

視線の先に映るのは、可愛らしく笑う俺の幼馴染み
と、親友 。


俺のAなのに 。

...いや、付き合ってはないけども



「ねぇどう思うころちゃん 。俺は許せない」


「え？ちょ、何のこと？」



二人に気付いておらず、ただ困惑するころちゃんを
無視し、その手に握られていたバナナを奪い取ると
二人に視線を向けたまま食べる 。


ん？なんかこのバナナぐちゃぐちゃしてる...



「あぁっ、僕のバナナ！」


「なんかこれ腐ってない？ころちゃん腐ってる
バナナ食うのかよ」


「はぁ！？お前失礼な奴だな！確かにそれ賞味期限
切れてたけど」


「うわ最悪」



そういってペットボトルに残っていた水をぐぃ、と
飲み干す 。


あー腹壊したらどうしよう

トイレ籠るとか恥ずかしいから嫌なんだけど



「...あれ、Aちゃんとるぅとくんじゃん 。
え、なに二人仲良いの？」



やっと気付いたのかよ 。

ころちゃんの能天気な発言にイライラしつつ
俺は再び二人に視線を向けた



「...さあ 。知らない」


「ふーん 。...Aちゃんって可愛いよねー」



"僕割とタイプかもー"

なんて、更に俺の機嫌を損ねるような事を言っ
てきた彼をぐっ、と勢いで睨み付けた






＿＿けど、相手は一切気圧されず 。
逆に此方の心臓がドキリと音を立てる


ころちゃんは不敵に笑っていた



「僕狙っちゃおっかな」




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