ミレ、やっちまったなぁの話。 (ページ9)

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負けしかない勝負。ページ9

ほ「ももな！こっちこっち～」
ほなみ、くみがももなを有利な方に持っていこうとし、それを一人見ているまなみはとても戸惑っていた。
私の手がももなの背中に当たりそうになったとき…
ほ「ももな！後ろ！」
も「えっ」
私はももなの背中を触った。
み「これでいいでいいんだよね？」
ほなみはいかにも「悪女」って感じの顔をした。
ほ「ダメだよ。」
ミ「…え？」
ほ「だって、ももな気づいてなかったじゃん。卑怯だよ。」
く「そうだよ！ももな可哀想じゃん！」
どこがだよ！
そう怒鳴りつけたかった。
こいつらは初めから私を入れる気は無かったんだ。
ミ「…じゃあいいよ」
私は自分の席へと戻った。
自分はほなみたちに負けた気がしてものすごく悔しくなった。
ミ(なんで、なんでだよ…⁉私がいつ間違ったって言うんだよ。今まで思い通りにいっていたのに…)
目頭が熱くなった。
目に涙がたまってきた。
泣くもんか、とぐっと涙をこらえ澄まし顔で私は読書を始めた。
ミ(絶対に元の状況に戻してやる。)
私はそう心に決めた。