及川という花は枯れた。

戦いの終わり。 ページ43

ミレです！いやぁ〜本当にこの話も終わりますね〜長かった☆
………………………………………………………昨日の復讐から一夜明け俺は一ヶ月間の自宅謹慎も解けた。
俺は今まで通りに学校に行き、朝一で放送室に行き放送委員を脅して放送室を乗っ取った。
まぁ普通に考えれば自宅謹慎明けでいきなりこんなことをしたら退学になりかねないがしょうがなかった。だってしなければいけないことがあるから……
『え〜皆さん、国見 英です。俺のことを知ってる人、多いと思いますがあの体を売ってお金を稼いだという疑惑がある、あの国見です。本物ですよ？今日このような放送を学校中に流したのは訳があります。これを聞いて欲しいのです。』
そう言って動画の声だけを放送で流した。
「え…これ、彩音ちゃん…？」
「まじで？あいつ及川先輩ハメたうえに国見までハメたのかよ？」
『これを聞いてもまだ及川さんのことを信じてあげられないでしょうか？信じてくれるのなら放送室に届くくらい大きな声でごめんなさいと叫んでください。』
そう言って俺は聞こえるように放送室のドアを開けた。
するとその瞬間とてつもなく大きな声で「ごめんなさい」の声が聞こえた。
「え…嘘…こんなに多くの人が…」
俺は涙が止まらなかった。
「及川さん…やりましたよ…俺…松原を…潰しました…よ…」
『はい、聞こえてきました。ありがとうございます。でも、謝ったからといって悪いことをしたことに変わりわないんです。なのでこれだけはお願いです。今後一切このようなことが起こらないようにしてください。俺が言いたいことはそれだけです。では放送を終わります。』
そうして俺は放送を終えた。
「あの、放送委員の方すみませんでした。」
「あ、いやいいよ⁉︎しょうがないよ！」
「ありがとうございます。」
この放送があった日以来松原は学校に一切来なくなった。そして松原ファンクラブだった人は恐ろしいほど静かになった。
そしてこの情報はすぐに出回った。もちろん烏野にも伝わっていった。
俺は最後に一つやることがあった。及川さんへの報告。俺は最後の仕事をするために病院へ向かった。

新たな生活。→←悪魔が地獄に落ちる。

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