及川という花は枯れた。

後悔。 ページ25

ミレです、今回は谷地ちゃん視点です！
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ある日、私は暇つぶしに学校の裏サイトを見ていた。
「…！？なにこれ…」
私は驚いた。だって、青城の主将さんが飛び降りた、という書き込みがあったから。
「嘘…。」
私は真実を確かめたくなり日向に電話をした。
「もしもし日向？あのさ、ちょっと良い？」
「あのさ、青城の主将さんが飛び降りたって本当…？」
『っ！……………うん。本当だよ。でも、未遂で終わった。』
「そっか…なら良かった。、あのさ、じゃあ頼みがある。○○○○○」
『え？………確認してみるよ。』
「ありがとう。」
私は電話を切りそれから彩音にも電話をした。
『もしもし、何？』
「あ、彩音ちゃん？あのさ、青城の主将さん…飛び降りちゃったんだよね？」
『！？うん、そうだよ。生きてるけど。』
「私…酷いことした…。」
『え？』
「私、身も心もボロボロの主将さんに酷いこと言っちゃった。」
『………そっか、でも仁花は悪く無いよ。』
「悪いよ！どんなことがあっても酷いことは言っちゃダメなんだよ…。それなのに私、つい…」
『仁花は優しいね。』
一瞬彩音の声がとても冷たくなった。
『仁花は悪く無いんだよ、悪いのは全部及川先輩。及川先輩があんなことしなければ何事も起こらなかったの。』
「それはそうだけど！でも…、私思ったの。主将さんがそんなことする人には見え無い。」
『それは見え無いだけだよ。よく被害者である私の前でそんなこと言えるね。酷い。』
「あ、ごめん…。でも、やっぱりやって無い気がする。」
『なにそれ、私が嘘をついてるって言いたいの？』
「それは…！」
『もう良いよ。』
そう言って電話を切られてしまった。
(どっちを信じれば良いんだろう。主将さんのは完全に感だけど彩音ちゃんのは実際に本人から聞いてるんだよな…)
私は考えているうちにいつの間にか眠っていた。

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