及川という花は枯れた。

彩音の過去〜悪魔が悪魔になるまで〜 ページ17

ミレです！彩音の過去後半です！(多分)
ね？かなめよりは短いでしょう？
………………………………………………………
次の日、教室に入るとかなめはいなかった。
(…？下駄箱には靴があったのになぜ？)
「○○〜栗林〜あれ？栗林は？」
出席を取っているときに先生が松原がいないことに気がついた。
「だれか松原のこと知らないか？」
「はい。」
「お、松原。」
「栗林さんの靴なら下駄箱に入っていました。」
「…学校には来てるのか…？先生ちょっと栗林の家に電話入れてくる。それまで自習！」
「栗林さんどこに行ったのかな？」
「サボりじゃね？」
「不良？」「屋上にいたりしてw」
そんな会話を盗み聞きしていた。
(そうか、屋上か…よし、休み時間にでも行ってみるか。)
〜休み時間〜
私は屋上の扉を開けた。案の定そこにはかなめがいた。
「久しぶり、かなめ。」
「ま…つばら…なんで？お前はなんでここにいる？」
「いきなりひどいなぁ…お父さんの仕事の事情よ。いやぁ私もまさかかなめがいるとは思わなかったわ。」
「で？ここにきた狙いはなに？また私を騙すの？」
「はは、私もそんなひどいやつじゃないわ、あなたには手を出さないつもりよ。……でも、私が不愉快だと思う行動をとったら容赦なく潰しにかかるからね？」
私はニヤリと笑って見せた。
「…………話はそれだけ？それだけなら早く私の前から姿を消して…」
「はいはい、今でてくから。」
(さてと、次は及川先輩？について知らなきゃ。)

彩音の過去〜悪魔が悪魔になるまで〜→←彩音の過去〜悪魔が悪魔になるまで〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す