及川という花は枯れた。

彩音の過去。 ページ12

ミレです！またまた過去編です！かなめよりは短いと思います！(多分)
………………………………………………………
小さい頃から上に行きたければ邪魔な人を潰せ、と教わってきた。
だから私は邪魔な人は潰してきた。
小学生の時はダンスクラブでセンターになるために邪魔だった子を辞退させたし、クラスメートたちも全て味方につけてきた。
一番楽しかったのは中学の時、友達と思わせといた友達を潰した事だ。その子は先輩が好きでいつも目が会うたびに顔を赤くしていた。
(へぇ…孤爪先輩の事が好きなんだ…)
そして私はいつも付きまとってくるかなめが邪魔だった。だから私はこう切り出した。
「ねぇ好きな人いる？」
でも教えてくれなかった。だから嘘の好きな人を言って協力するように言った。
その数日後、かなめは孤爪先輩と一緒に帰っていた。
(うわ、超ラッキーよし、明日やるか…)
そして私は涙目でこういった、
「ひどいよ、かなめ…」
やはりかなめは面白い反応をしてくれた。
(そう、そうよ、もっとパニックになって私を楽しませて…)
そして私は叫んだの。そしたら彼女はどんどん潰れていった。
そして彼女は突然いなくなった。
私も暇になった。そしたら都合よく親の仕事関係で引っ越す事になった。
そして引越し先の高校でかなめに再開した。
そしてまたおもちゃを発見した。それが及川先輩。この人は顔も良かったし、生徒からの信頼もありそうだったので味方につけるつもりだった。
でも、本来なら私が立つはずの立場に及川先輩がいたから…。
邪魔な人は潰さなきゃね、ねぇ、お母さん？
そんな、私の物語…。

彩音の過去〜悪魔が悪魔になるまで〜→←悪魔の攻撃。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す