それから2 #16 ページ18
あの後，倒れてから朝だったみたいで、ご飯を食べさせてもらい、お兄ちゃんの家を探しに行くことになった。
「見つからないね…」
「あぁ」
「見つかるかな？」
「あぁ」
なっ，ナンダコレハ‼話がつながらないし，お兄ちゃんよりも手強いぞ！
「今何歳？」
「13歳だ」
「そうなんだ‼，私は12歳で一個下です」
「そうなのか⁉俺はてっきり、9歳か10歳だと思っていたのだが」
「すみませんね‼背が小さくて‼私も身長伸ばしたいんだよ‼けどっけどっ！伸びないんだよ」
「背が高い人は誰ですか？」
「えーとですね，焦凍さんですかね！」
(証言者Ａ)←声を変えてひとりでやってる
「ということで、焦凍さんこと，しょうちゃんが，スタジオに来ております！」
パチパチ
「では，しょうちゃんに突然インタビューですっ‼」
「背が高い秘訣は？」
「普通に過ごしているだけだが」
「！」
「で，では！何を食べていますか？」
「蕎麦だ」
「はぁー(疲れた)じゃあ結論は、遺伝ということで、また会いましょう‼」
「何をやっていたんだ？」
「しょうちゃんに，インタビューをテレビみたいにやってみたごっこ」
「ふふっ！面白いことするな！」
「あっ！笑った！」
「いや，俺だって笑うぞ？」
「いやっ‼初めてしょうちゃんの笑っているところ見たから！」
「そうか」
「そういえば，高校どこに行くか，決まってるの？」
「…雄英高校」
「そうなんだ‼私も雄英目指して頑張るんだ‼」
「そうか」
ドタドタ
「A‼はぁはぁ
探したんだよ？どこに行ってたの⁈」
「あ，あのそれが，焦凍さんが，私を助けてくれて、あのっ！ごめんな…さい？」
ガバッ
「ポソッ，どれだけ心配したと思ってるの」
ボフッ///‼
もうだめだー
「あの…Aのお兄さんですか？」
パッ
「はっはいっ！違うけどそうです。本当に助けていただいてありがとうございました‼」
じー
「あっ，ありがとうございました」
「じゃあ，俺はこれで失礼します」
「じゃあいこっか」
「うんっ！」
あっそうだ
「しょうちゃん！短い間だったけど楽しかったよ‼ 今度は，雄英で会おう！」
「あぁ，雄英でな！頑張れよ」
「しょうちゃんもっ！」
バイバイ！また会おう！とやり取りをして、分かれた私たち
その頃，焦凍さんは
「可愛すぎかよ///」
と，顔を真っ赤にして、忘れられずにいる、謎の病にかかってしまった焦凍さんでした。
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作者名：白うさ | 作成日時：2017年7月27日 13時
