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ピーーーーーーーー

っと病室に鳴り響くと同時に赤いランプがピカピカと光る…

「……ッ…りょ…すけっ……グスッ…置いて、行かないでよ…」

その日は突然だった…私の彼氏、涼介の『死』は

「涼介!涼介!ねえ、目、覚ましてよ……」






またあの日みたいに…一緒に笑おうよ


それから涼介のお葬式が行われ、私は消えない悲しみを持って、家へ帰った……

その日は、早く帰りたいと思い、いつもはあまり通らない、細くて少し狭い近道から帰ってしまった……


そしてふと通り掛かった神社……私は何故かその神社に入ってしまった社似良珠(じゃにいず)神社

「何この神社…こんなとこにあったっけ……?」

その神社は、昼間にもかかわらず、とても薄暗く、人もいなくて、とても古くて寒気がした

「なんか、怖いな……」

でも、今更引き返すことも出来ず、どんどん足を進めていく

すると……

カチャ

「ん……?なに、これ」

私はビー玉のようなものを、踏んでしまっていた

「ビー、玉……?」

私はそれを拾い上げ、じーっと見つめた

そのビー玉は、見たことの無いような色をしていて、踏んでしまって衝撃で、ヒビが入ってしまっている


その時、ビー玉が、ピカっと光った

「キャッ……」

私はビー玉を落としてしまい、パリンッという音と同時に、ガラスが砕け、中から見ていられないほどの強烈な光が私を包み、そこで意識は途切れた

2→←ぷろろーぐ



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作者名:私が恋をした相手は、9人の王子様 | 作成日時:2019年6月22日 16時

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