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゛だ、誰……? ゛
??゛山田涼介を助けたいか? ゛
゛え? ゛
その人は私の言うことなんて無視して、自分の話をした
??゛山田涼介を、助けたいか? ゛
゛そりゃ、助けたいですよ! ゛
??゛本気のようだな ゛
??゛でも、無理だ、今回は ゛
゛……え?なん、で? ゛
最後は声が聞こえなくて、目が覚めると、自分の部屋で寝ていた……
「なんだったの……どういう事よ…無理、って」
その人の言っていることが正しいとわかったのは、10分後の事……
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
震える携帯画面には『○○病院』の文字
「涼介!はい、もしもし」
嬉しい気持ちは電話の一言で悲しみへと変わった
受付゛山田涼介さんの状態が急変しました……今すぐ病院へ来てください ゛
「うそ……でしょ」
私は、病院に急いでいった
〈305号室〉
ガラガラッ
ベットに横たわっていた涼介の顔には、白い布がかかっていた
「りょう、すけ?嘘、だよね?こんなに、こんなにすぐ、に?酷いよ…酷いよ!置いていくなんて……」
どうして?まだ何ヶ月も早いはず……
あの人が言っていたのはホントのことなの?
それから、涼介のお葬式が行われた
「何回行けばいいのよ……お葬式…」
私は、少しの期待を胸に、社似良珠神社へと足を進めた
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作者名:私が恋をした相手は、9人の王子様 | 作成日時:2019年6月22日 16時